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2015年5月7日放送

【10代の体験をドラマに!】
ブラックバイト~あなたは 大丈夫?~
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毎月第1週目は10代リアルドラマシリーズ!
今回は学生なのに過酷な労働を強いられる「ブラックバイト」。正社員並みの責任や労働を課せられたり、売り上げノルマを強要されるケースが多発…!辞めたいと申し出ても「君がいないと店が回らない」と泣きつかれたり、テスト前なのに無理なシフトを組まれて続け学業に支障が出る人もいます。でも、違法行為を前に泣き寝入りするしかないのが現状です。理不尽なバイトの実態と対応策を高杉真宙さん主演のドラマ仕立てで考えていきます!
ゲストは流れ星のお二人です。  

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ブラックバイターズ・プライド ~闇への入り口~

僕は高校2年生の本田勇正。同級生の薫と一緒に楽しくバイトしていた。しかし、新しい店長がやってきたことで日常が大きく変わることに…。

店長「この店は私が持つ3店舗の中で残念ながら売り上げが一番悪い。どうも君たちはたるんでいるようだね。そこで罰ゲームを導入することにしよう。そうすれば君たちもミスを減らそうと努力するだろう。」

それ以来、店長はミスの多い人に掃除やゴミ捨てなどを強要した。罰ゲームの口実を探すかのように僕たちを監視し、終業時間の10時を過ぎてから毎晩のように罰を実行した。そして、それだけでは終わらなかった。

店長「みんな注目~!今日から新商品のケーキの予約販売が始まる。そこで、売上地域一番店を目指すために1人10個予約を取ってきてくれ。期待してるよ~。」

僕たちは必死にケーキを売り込んだが、目標の数を売ることができなかった。すると、店長は売れ残った分を自腹で僕らに購入させたのだ…!

ブラックバイターズ・プライド ~屈辱~

連日の罰ゲームに、ケーキの自腹購入。毎晩帰りが遅くなるせいで授業中に居眠りするようになり、成績も下がった。そこで僕は思いきって店長に直談判することにした。

勇正「毎晩のように罰ゲームするのやめてもらえませんか?」
店長「ミスさえしなければ普通に帰っていいんだって。」
勇正「テスト勉強だってあるんです!」
店長「プライベートを仕事に持ち込むんじゃないよ。社会人の常識だろうが!」
勇正「僕たちまだ高校生ですよ。」
店長「給料もらっているんだから社会人と一緒だよ。だいたい、お前やる気あんのか!」
勇正「だったら今すぐ辞めてやる!」
店長「許可なく辞めるのは契約違反だって知ってるかい?損害賠償で訴えるしかないねえ。」
勇正「……言いすぎたかもしれません。すみません…。」

友達に相談したところ、このような職場は”ブラックバイト”と呼ばれているらしい。友達の兄さんも居酒屋で12時間休憩なしで働かされたという。仕事中のケガも治療費を出してもらえなかったそうだ。しかし、ブラックバイトだとわかっても、多くの学生は泣き寝入りするのが現状だという。

ブラックバイターズ・プライド ~逆襲~

ある日、常連のお客さんが店でバッチの落し物をしたことに気がついた。僕は店を出て急いで追いかけた。

常連「おお!ありがとう。助かった~!大事な弁護士バッジなんだ。」
勇正「お客さんって弁護士なんですか?」
常連「そうさ。これも何かの縁だから名刺をどうぞ。まあでも高校生だと弁護士に用はないかな。」

名刺の裏には『労働問題(ブラックバイト)』と書いてあった。僕はすがるような思いで相談した。

常連さんいわく、残業代を取り戻すためには勤務の詳しい記録をとっておくことが大切なのだそうだ。そして、スマホで会話を録音しておくことも大事だと教えてくれた。
それから1か月。僕はブラックバイトと戦うための準備をすすめた。そして…

勇正「店長。罰ゲームや長い説教はやめてください。それと、時間外でやったので、その分の残業代も払ってください。」
店長「そんなもんに金を払う店があるわけないじゃないか!第一、こっちはタイムカード通りに払っているんだよ!」
勇正「これはこの1か月間の正確な勤務時間と罰ゲームの内容です。僕たちは10時間以上も残業していました。これだけじゃありません。ケーキを買い取らせた時の会話も録音してあります。自腹の強要は違法なんです。知っていましたか?」
店長「いいかげんにしろ!おまえは一体なにがしたいんだ!」
勇正「弁護士に相談したんです。だから残業代を払ってください。」
店長「き、貴様~!!」

僕は店長と戦い切った。その後、未払いの残業代を取り戻すことができた。もう二度とブラックバイトには屈しない。そう決心した。

ブラックバイトのポイント

理不尽なバイトに苦しむ学生を支援している「ブラックバイトユニオン」の坂倉昇平さんに解説してもらいました。

(1)シフト以外で働いた分の給料がでない
坂倉)朝礼、終礼も当然仕事の一部に入ります。ほかにも、着替えてからタイムカードを押させる職場は多いですが、実は違法です。

(2)シフトを勝手に決められる
坂倉)部活や勉強が忙しい時も全く考慮してくれなかったり、急に電話してきて「今日入ってよ」と命令してきたりするのも特徴です。

(3)ミスをした時に弁償させられる
坂倉)例えばコンビニで食品を落としてしまった時にそれを買わせたり、レジの間違いの差額を払わせたりするケースはよくあるんです。でも、これも払わなくてもいいんですよ。

(4)労働条件の書かれた書類をもらっていない
坂倉)働くときの条件が具体的に書かれている”労働条件通知書”を出さないところだと、どういう仕事をさせられるかわからないので非常にリスキーだと意識したほうがいいと思います。

スタジオトーク

篠田)証拠の残し方のポイントとして、日記のようにメモを取り、勤務時間を正確に記録しましょう。
坂倉)実は、賃金は1分単位で支払われるんですよ。よく15分単位とか30分単位と思われがちですが、ちゃんと1分単位でメモしておくことが重要になります。
篠田)そして、仕事の内容や起きたことをしっかりメモしてください。
たろ)さらに、自分がどれだけ嫌な思いをしたかなど、仕事の感想も書いておくとわかりやすい証拠になるぞ。
ヒャ)例えば、Twitterで「今からバイト」「バイト終わり」とつぶやけばログが残るじゃないですか。
坂倉)それでも大丈夫です。
たろ)スマホの使い方は他にもあるぞ。ある大学生は自分の勤務表をスマホで撮影し証拠を残して、残業代を取り戻すことができたんだ。ただし、ドラマのようにひとりで戦おうとすると言い負かされてしまうことも多い。まずは専門の機関に相談しよう!

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