世界ふれあい街歩き

ポルティコと共に過ごすひととき

ボローニャはイタリアを代表する歴史文化都市。まさに街全体が博物館と言ってもいいくらい中世の街並みがそのまま残っています。ボローニャ駅から出発。通りに面した古い建物を眺めると、「柱の廊下」ポルティコがさっそく見つかります。ポルティコからポルティコへ。柱や天井のデザインの違いを楽しみながら、街の中心へと歩いていきます。
そのポルティコの下で大騒ぎする若者たちに出会いました。大勢で合唱し仲間の卒業を祝うボローニャ大学の学生たちでした。さらにポルティコを渡り歩いてゆくと、絵を描く老人、ギターを奏でる青年、さらに人形劇に興奮する子供たちなど、思いがけない出会いの連続です。
街の中心に位置するマジョーレ広場に到着。そこでは、大学生のように熱い議論を闘わす、お年寄りのグループが・・・。ボローニャっ子はほんといくつになっても元気なんです。
街をひとつにつなぐ屋根のようなポルティコ。街の暮らしも、歴史も、文化も。ボローニャのすべてがここにぎっしりつまっていました。