世界ふれあい街歩き

車社会

街の北側にルート６６が通るカーセージの街。ルート６６に沿って歩いていくと、古びたモーテルの看板が見えます。でも人は全く歩いていません。車から降りてきた男性に、街に近づく途中で見えた高い塔のことを伺うと、あれは郡の裁判所の建物で、「あれこそカーセージ！」とのこと。その塔、裁判所の周りには立派な構えの商店が並び、映画で見る一昔前の典型的なアメリカの町、という雰囲気です。でも路上には車ばかりで、人は全く歩いていません・・・。
レトロな裁判所内を見学して、今度は南の住宅街へ向かいます。住宅街には19世紀の終りに建てられた、ビクトリア調の住宅が並んでいました。広い芝生と豪華な構えの家。古い建物を大切に維持して住んでいるようです。住宅街でも全く歩いている人に会いませんが、アイスクリームの移動販売車が軽快な音楽を鳴らしてやってくると、少しずつ人が集まってきました。息を切らして走ってきた女の子、間に合ってよかったね！
街を歩いている人がほとんどいなかったり、芝刈り機のエンジンで自動車を作ってしまうおじいさんがいたり、レストランの看板がとても高い位置に取り付けられていたり、なんだかアメリカの「車社会」を実感する街歩きでした。