世界ふれあい街歩き

土壁のテーマパーク

ニューメキシコ州のフリーウェイ２５号線。その一部は、かつてのアメリカの大動脈・ルート６６です。北へ曲がるとサンタフェの街。ルート６６も寄り道しています。
スペイン風に｢プラザ｣と呼ばれる広場がサンタフェの街の中心。通りには、日干し煉瓦で造られた伝統的な明るい土色の建物と、スペイン植民地時代の様式の建物が並びます。プラザから西へ、そして東へ、まるで西部劇のテーマパークのような街並みを歩きます。
標高２,１３０ｍのサンタフェ。日差しが強いためか、歩道には大きな日よけがかかり、その軒下に赤唐辛子の束がいくつも吊り下げられていました。魔よけでしょうか、それともただの飾り？
印象的だったのは、ステンドグラスの職人さんや広場で憩うひげのおじさん、青空市で石の時計を売っていた女性など、みなさん実はサンタフェの出身ではなく、他の町から来てこの街に住み着いた方だったことです。人々をひきつけてやまない街サンタフェ。その抜けるような青空と白い雲、爽やかな風を満喫する街歩きでした。