世界ふれあい街歩き

紅茶、紅茶、そして紅茶

今回は、トルコの国旗がはためく大通りから、西の丘へ向かって歩き始めます。
すれ違う女性たちは皆、頭にスカーフを巻いています。コンヤは、イスラムの伝統を重んじる街として有名で、モスク（イスラム教の礼拝堂）も数多く見られます。公園の水道で、大量のポリタンクに水を汲む男性に遭遇。蛇口の上には“コンヤ市水道局　甘い水の泉”の文字。市がおいしい湧き水を無料で提供しています。その近くでは、タクシーの運転手さんたちが車をテーブル代わりにして紅茶タイム。なんと、紅茶店直通のインターホンがあり、出前をしてくれるシステムになっていました。みなさん“食事よりも大切”というほどの紅茶好きで、そんな人のことを“ティリヤキ”と呼ぶんだそうです。
午後は、朝歩いた大通りの反対側へ。シルクロードの時代から続く古い商店街では、まるで王子様のような割礼式の衣装を身にまとった少年と出会ったり、かと思えば、紅茶の出前をする少年と出会ったり・・。
紅茶を囲んでおしゃべりするのが大好きな人々の笑顔に触れながら、一日を歩きます。