これまでの街歩き

ナザレ/ ポルトガル

2010年5月30日(日) 初回放送

語り:八嶋智人

撮影時期:2010年3月

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伝統の漁師町で“あみだくじ”歩き

大西洋から街を望んだ感想をひと言。「白い建物の間を何本もの路地が伸びて、楽しそう!」
そんな家並みに心躍らせ、朝7時半、街の南側にある港から歩き出します。まず出会ったのが、取れたての魚をさばいて愛猫の朝食を作る漁師さん。「女房よりも猫の方が扱いやすい。魚が取れないとすぐに文句をいうんだ」と、はにかんだ笑顔!「ナザレは男が漁をして、女が魚を売るのが風習なのさ」と、教えてくれました。確かに、港を出て街へ向かって歩いていても、女性たちは浜辺で干物を作っていたり、市場で魚や野菜を売っていたりと、早朝からよく働いています。
午前10時、市場からさらに街の奥へ。石畳にカラフルな建物が並ぶかわいい街並みが広がっています。右を見ても左を見ても細い路地だらけ。山側から海に向かってまっすぐ路地が何本も通り、その路地と路地の間を、細い路地がつないでいます。その様子は地図で見るとまるで“あみだくじ”!そのゴールはすべて浜辺になっています。洗濯物を干していた女性に話を聞くと、この界わいは昔から漁師さんたちが集まって暮らす住宅街なんだとか。路地を曲がるたびに出会いや発見がありました。
午後は石畳の階段を上り、崖(がけ)の上、海抜110メートルのところにある地区に向かいます。実は17世紀まで、海賊の襲撃に備えて漁師さんたちは崖上に暮らしていたのだとか。とにかくいい眺め!ナザレの街が一望できます。
夕方は再び海辺の路地へ。漁師町の伝統に触れる街歩きです。

※NHKサイトを離れます
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