これまでの街歩き

アルクマール/ オランダ

2010年7月4日(日) 初回放送

語り:松田洋治

撮影時期:2010年4月

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運河とチーズと風車の街

アムステルダムから北へ50キロ、朝の光に輝く運河を通り、船でアルクマールに到着。街の玄関とも言える船着場では、制服姿の係官が出迎えます。船は、停泊料を支払う代わりに、電気設備など、様々な施設が使えるようになっています。ヨーロッパ各地から、川と運河を使って船でやってくる人も多いのだそうです。
アルクマールは運河の多い街。レンガ色の家並みの間を縦横に運河が走っています。街の中心部はお堀のようにぐるりと運河に囲まれた地区。まずはそこを目指します。
中心部には小さながらもすてきな商店街がありました。個性的な看板、売っている品物には店主の愛着とこだわりが・・・。でも、決して頑固なのではなく、暖かい笑顔と優しい言葉で出迎えてくれます。この街の一番の自慢はチーズ。オランダでも有名な美味しいチーズがあるそうです。商店街のそぞろ歩きで、アルクマールの歴史と、ここに住む人達の人柄にふれていきます。
商店街を抜けると、そこは住宅地。見ると、レンガ色の屋根の向こうに、大きな風車が風を受けて回っています。その方向を目指して進むと、庭先で様々な人が自分の暮らしを楽しんでいる風景に出会います。手を真っ黒にしながら、夏の間に薪(まき)の準備をしている女性。近所の人と一緒に庭の木を2本切ったと、楽しそう。
だんだんと風車に近づいてきました。なんと、街の近くなのに4台もの風車が並んでいます。一つの風車の前で、木靴を履いて畑仕事をする人と出会います。彼が話してくれるのは、風車のこと、そして自分の人生のことでした。
アルクマールで見つけたもの、それは“古き良き”オランダでした。

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