これまでの街歩き

イタリアとっておきⅢ
プロチダ/ イタリア

2011年1月23日(日) 初回放送

語り:牧瀬里穂

撮影時期:2010年11月

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境目があいまいな、パステルカラーの街を歩く

シリーズ・イタリアとっておきの第3弾。訪れたのはナポリ湾の小さな島、プロチダ。おもちゃ箱の中身をひっくり返したようにパステルカラーの建物が並ぶ、かわいらしい港街です。
北の港でフェリーを降りると、海に面した色とりどりの建物が出迎えてくれました。まっすぐな道にぎっしりと並んで、まるで1枚の壁のよう。境目がありません。反対側の南の港、コッリチェッラへも足を延ばしました。こちら側にも、ピンク、水色、レモン色の家々が斜面に積み重なっています。この家と家、どこが誰の階段でどこが家なのか、誰と誰が家族なのか、聞いてもよく分かりません。みんなあまり気にしていないようです。境目があいまいなのです。名前までパスカーレやジョバンニが多くて分かりにくいので、これは「逃げ猫」「41番」といったあだ名で区別しています。でも「太っちょ」というあだ名はこれまたいっぱいで結局区別がつきませんでした。
唯一はっきり違う家の壁の色。なぜいろいろな色で塗り分けられているのか、浜にいたおじさんに聞いてみると「漁師が久しぶりに島に帰ってきた時、遠くからでも自分の家が分かるようにするためさ」と教えてくれました。
境目があいまいでおおらかな島を、愉快な人々と出会いながら歩きます。

※NHKサイトを離れます
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