2011年4月6日(水) 初回放送
語り:中嶋朋子
撮影時期:2011年2月
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朝、長距離バスで、アンデスの高原の峠道を越え、アレキパに到着。バスターミナルがこの街の表玄関です。ごった返す待合室で出会った家族に聞くと、海水浴に行くところなのだとか。標高2300メートルを越えるアレキパでは、真夏でもみな上着を着ていますが、バスに2時間乗ればビーチに着き、海水浴を楽しめるんだそうです。その家族のおばあちゃんは「“アレキパ人”であることが誇りであり、自慢なのよ」と言います。その後に出会ったみやげ物店の女性も、骨とう品店のオヤジさんも「アレキパ人」であることを自慢します。
もう一つのアレキパ人のこだわりは、食べること。市場では豊富な穀物、野菜、果物のほかに、いろんな種類のひな鳥が・・・。街の人も自宅で飼って大きくして料理するんだとか。アレキパでは美味しい食材がそろっているのはもちろん、食事の時間をとても大切にします。お昼も家で食事をとるため、職場からいったん帰宅。たっぷりお昼を取った後、午後の仕事に復帰する習慣です。お昼には「帰宅ラッシュ」が起きるほど。
自らを「ペルー人でなく、“アレキパ人”」と呼ぶ人々との素敵な出会いを繰り返しながら、街の中心へ。街並みはやがて、真っ白に変わり、そこは白いおとぎの国のよう。地球の裏側の街の不思議な魅力をたっぷりと味わえる街歩きです。