世界ふれあい街歩き

「古き良きアメリカ」へ

二本の川にはさまれたフィラデルフィア。現在の人口は150万。街は、東のデラウェア川のほとりから発展を始めました。
朝、歩き出したのは市街地の中でも比較的新しい、摩天楼ひしめくビル街。高さ167メートルの塔を持つ街のシンボル、市庁舎のそばです。屋台であわただしく朝食を買い求める通勤の人たちがたくさん…。頭上の高層ビルでは、窓ふき屋さんが踊るように窓掃除…。大都会ならではの光景が広がっています。
街の東へ向かうにしたがって街並みは変わり、「古き良きアメリカ」が姿を現します。アメリカで最も古い宝石店街では、店先で「客引き中」のおじいちゃんと遭遇。自分を「最高の宝石屋さ！」と誇り、跡継ぎの孫を「エクボがかわいい！」と自慢するこの道74年の職人さんです。1800年代初頭から残る住宅街では、隣近所におすそ分けをして回るおばさんに出会います。お互いに“おせっかい”を焼き合って、なんだかみんなとっても楽しそう・・・
歴史と伝統に触れながら、どこか懐かしい「大都市」フィラデルフィアを歩きます。