これまでの街歩き

ドイツ 街道の街を歩く
リューネブルク/ ドイツ

2011年9月28日(水) 初回放送

語り:松田洋治

撮影時期:2011年7月

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古き塩の街の誇りと個性的な住人と出会う街歩き

 ドイツ北部にあるリューネブルクは、中世のころから塩の一大産地として有名で、ドイツはもちろん、ヨーロッパ中に名を知られた古都です。リューネブルクの塩はバルト海沿岸の街リューベックに多く運ばれ、そのルートは「塩街道」と呼ばれて多くの物資や人が行き交う交易の道として栄えました。今では観光街道の一つとして、歴史好きの旅人を魅了し続けています。
 中世の面影をドイツで最も色濃く残していると言われるリューネブルク。まず出迎えてくれたのは、600年以上もそこにあるという木造のクレーン。もともと港だった場所で船の荷物の上げ下げに使われたんだとか。そして、昔から街一番の繁華街である通りでは、“塩商人の屋敷”を発見。屋根が階段のような形をした変わった造りで、眺めているだけで中世の時代にタイムスリップしてしまうようです。さらに旧市街を進むと、“地盤沈下地域”と言う場所に出ました。そこはかつて塩の産出のために地下水を汲み上げ過ぎたため、街全体が沈んでしまった地域。そこで、こつこつ家を修復しながら生活するご夫婦をはじめ、塩にまつわる問題を抱えながらも、気にせず明るく生きる人々に出会います。
 歴史ある建物や街が語りかけてくる“言葉”に耳を傾けながら悠然と暮らす人たちとふれあう、ドイツの古都の街歩きです。

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