これまでの街歩き

トンヨン/ 韓国

2012年11月20日(火) 初回放送

語り:矢崎 滋

撮影時期:2012年8月

※動画の公開は終了いたしました

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絶景の海を臨む注目のリゾート

 朝9時、たくさんの漁船が係留されている港から歩き始めます。船の上では、漁を終えた人たちがお酒を楽しんでいました。彼らにとっては朝が一日の終わり。「一杯飲んでいけば?」という誘いに後ろ髪を引かれつつ歩いていると、船から降りてくる人が。「今日の漁はいかがでした?」と声をかけると、漁師ではなく健康食品を売り歩いている行商人でした。港にはいろんな商売があるんですね。港近くの魚市場では、なんと、ほとんどの魚介類が生きたまま売られています。魚がピチピチと跳ねるため、市場の中は水しぶきでいっぱい!中には容器から脱走するタコも。
 午後は、狭い路地が入り組む住宅街へ。迷路のような坂道を歩いていると、電柱の上に鳥の巣のようなものを発見。これはカササギの巣で、電力会社の人が取り除いても、すぐにまた新しい巣を何度でも作ってしまうとか。確かにその場所は、街を一望できる抜群のロケーションでした!
 小学校の校庭では、朝夕3時間以上もウオーキングをしている女性と出会いました。おかげで28kgものダイエットに成功し、とても健康になったのだそうです。対岸へ渡り海辺を歩いていると、干潟で黙々とアサリを掘る女性たちに遭遇。アサリはむき身にし、ナムルの材料にして食べるそうですが、ほとんどは売り物なのだとか。「稼ぐためよ」と話す女性たちの表情は満面の笑み。豊富な海の幸を与えてくれるトンヨンの海は、街の人々の暮らしを支える宝の海なんですね。潮風を浴びながら、開放的な人々との出会いを楽しむ街歩きです。

※NHKサイトを離れます
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