これまでの街歩き

バンコク/ タイ

2013年1月22日(火) 初回放送

語り:桂文珍

撮影時期:2012年11月

※動画の公開は終了いたしました

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大都会のけん騒と厳かな仏教文化が同居する、混とんのメトロポリス

 めざましい発展を続ける大都市、バンコク。高層ビル群の中を走るスカイトレインから降りて、街歩きを始めました。
 車の多い大通りでは、サラリーマンや学生たちが忙しそうに行き交っています。朝のけん騒の中でも、そこは「ほほえみの国」。道端に並ぶ屋台の店員さんはみんな飛びきりの笑顔!旅の足取りも軽くなります。角を曲がるとそれまでとうって変わり、運河沿いに下町情緒あふれる家並みが現われました。バンコクは水辺の美しさから「東洋のベニス」と呼ばれています。住民の足として活躍する運河ボートが走り抜ける様子を見て、水路が生活に根ざしていることがよくわかりました。
 街の西側にある王宮の近くへ行くと、店先にずらりと並ぶ巨大な仏像に遭遇。店内にいた男性に話を聞くと、ここで仏像を購入し、お寺に寄進して功徳を積むのだとか。別のお店では、驚くほどリアルな高僧の人形を発見!これも、お寺に供えて幸運を祈るものだそうです。街には至る所に寺院や祠(ほこら)があり、通りすがりに手を合わせる人々の姿が日常的に見られます。
 日が暮れた後に訪れた花市場は、大勢の人でいつまでもにぎやか。露店のお姉さんによると、ここは24時間営業の市場で、お供え用の花を求めてバンコク中からお客さんが集まってくるんだそうです。夜になってもお客さんが途絶えない理由を聞いてみると、「夜は昼ほど暑くないからね」ですって!
 大都会のけん騒と、厳かな仏教文化が同居する混とんのメトロポリスで、たくましく生きる人々の笑顔に出会う街歩きです。

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