これまでの街歩き

シンガポール/ シンガポール

2013年4月16日(火) 初回放送

語り:榊原郁恵

撮影時期:2013年2月

※動画の公開は終了いたしました

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発展し続ける東南アジア随一の大都会

 赤道直下にある常夏の大都市、シンガポール。海がピンク色に染まる早朝、街の東側にある海岸からマリーナ・ベイ地区を目指して歩きます。まず立ち寄ったのは、伝統的な街並みが残るカトン地区。ここにはブルーやピンク、若草色など、華やかで明るいパステルカラーの建物が立ち並んでいます。
 さらに先へ進むと、道教の廟(びょう)やモスクなどがあるインド人街を通ります。多民族都市のシンガポールでは、どんな宗教や言語でも、平等に扱うのが流儀なのだそうです。巨大な団地の一画にある「ホーカーセンター」には、マレー料理、中国料理、インド料理など、多彩な料理が1か所に取りそろえられています。みなさん、ホーカーセンターで一日三度の食事を取ることもあるとか。
 夜になるとマーライオンがライトアップされ、幻想的な美しさに魅了されます。対岸には最先端の高級リゾートホテルがあり、ボートを模した屋上の巨大プールが未来的な景観をつくり出しています。ジムでは格闘技に励む銀行マンの青年と出会い、シンガポール人の気質を表す“キアス”という言葉を教えてもらいました。「前に向かって努力を続ける姿」を意味する言葉なのだそうです。
 言語も文化も異なる人々がお互いを尊重し、さらなる発展のためにキアスであり続ける、そんな精神を持つシンガポールの人々とふれあう街歩きです。

※NHKサイトを離れます
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