世界ふれあい街歩き

情緒あふれるな自然豊かな街

　今回の語り手は、鎌倉に住んで36年のアニメソング歌手・水木一郎さん。知っているようで知らない鎌倉の魅力を再発見します。
　朝、鎌倉駅東口から街歩きをスタート。まだシャッターが閉まっている静かな小町通りで、お店の掃除をする元気いっぱいな女性に出会い、パワーを分けてもらいました。メインストリートの若宮大路に出て、緑あふれる参詣道“段葛(だんかずら)”を歩くと、街のランドマーク・鶴岡八幡宮に到着。ここは、水木さんが鎌倉で一番大切にしている場所なんだとか。
　午後、駅の西側にある御成(おなり)通りを散策すると、おもちゃ屋さんを営むご夫婦に出会いました。大正時代から続くこのお店は、今のご主人が2代目。懐かしいおもちゃを売りながら、奥さんと仲良くお店を守ってきたのだそうです。由比ヶ浜へ行くと、浜辺で流木を拾う男性に遭遇。この男性は地元の漁師さんで、小さいころからずっと海で漁をしてきたのだとか。この後で稲村ガ崎を通ると、きれいな夕日が見えて、水木さんは感動していました。夜、もう一度若宮大路に行くと、水木さんの娘の理恵子さんが友人たちとパーティーの真っ最中。鎌倉に住む人々はみんな、街を誇りに思い、暮らしを心から楽しんでいます。歴史と情緒あふれる鎌倉で、個性豊かな人々にふれあう街歩きです。