これまでの街歩き

ベルリン プレンツラウアーベルク界わい/ ドイツ

2013年7月16日(火) 初回放送

語り:八嶋智人

撮影時期:2013年4月

※動画の公開は終了いたしました

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ハリウッドスターも暮らす住宅街「プレンツラウアーベルク界わい」

 かつての西ベルリン側から街歩きをスタート。シュプレー川に架かるオーバーバウム橋を渡ると、目の前にはベルリンの壁!ここは「イーストサイドギャラリー」と呼ばれるエリアで、壁の跡にさまざまなアーティストのイラストが描かれています。旧東ドイツ時代の車“トラバント”のイラストもあり、ちょうど同じ車に乗る男性に遭遇。その男性からは、東西分断時代の話を聞きました。
 さらに進むと、社会主義時代に建てられたテレビ塔のそびえるアレクサンダー広場に到着。お客さんを追い回す陽気なソーセージ屋さんやバンジージャンプを見物して楽しむ人々など、歴史あるこの広場も、今では自由な雰囲気に満ちあふれています。広場から北に向かうと、ハリウッドスターの邸宅もある緑豊かなプレンツラウアーベルク地区に入ります。公園では、子どもたちが敷物の上にたくさんのおもちゃを広げていました。昔遊んだおもちゃを自分より小さい子どもたちに使ってもらおうと、フリーマーケットを開いているんだとか。「捨てるのは、もったいないからね!」という子どもたちには、感心です。その先のアパートでは、大勢の住人たちが「春の儀式なの!」と中庭の手入れをしていました。
 夕方、街の中心部に戻る途中、代々スリッパ屋さんを営む職人の親子に出会いました。「子どものころから、おやじの働く背中がとても大きく見えた」と語る息子さんの父への憧れのこもったまなざしが印象的です。
 歴史に翻弄されてきたベルリンで、この街を愛し続ける人々とふれあう街歩きです。

※NHKサイトを離れます
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