世界ふれあい街歩き

ルイ王朝が栄華を極めた宮殿のある街を歩く

　パリから電車で南西に30分。年間1000万人の観光客が訪れる世界有数の観光スポット、ベルサイユを歩きます。
　街歩きはベルサイユ・リヴ・ドロワト駅からスタート。ルイ15世の時代から300年以上続く市場では、独特の呼び込み文句が飛び交う活気ある朝の雰囲気が味わえます。宮殿を眺めながら歩いていくと、あちこちの建物に“ニセモノ”のレンガや窓がついているのを発見。ルイ14世が宮殿の建設と同時に統一された美しい街を造らせたため、材料不足に困った街の人々が考え出したものなのだとか。ほかにも、秘密の扉がある古い家具やだまし絵など、歴代の王が造り出した独特の街並みを堪能します。
　王室ゆかりの菜園や地下通路、ろう獄などが今も変わらぬままに暮らしの中に溶け込んでいて、地元で語り継がれてきた秘話もたくさん。フランス最大の宮殿と城下町で、不思議な伝説と出会う街歩きです。