世界ふれあい街歩き

雨が生んだ産業革命の町

　イギリス有数の商工業都市、マンチェスター。街には、かつて綿の製造が盛んだった時代に使われていたレンガ造りの工場や、倉庫跡が数多く残されています。今回は、産業革命で使われていた運河の船着き場や、ファッショナブルな若者の街へと変貌を遂げた倉庫街を歩きます。
　道中では、手作りのロボットを我が子のように自慢する男性やサッカー好きの子どもたち、モザイクを通して街の歴史を若い世代に伝えようとするアーティストなど、数々の出会いがありました。印象的だったのは、みな雨の多いマンチェスターでの暮らしを満喫し、それぞれが雨を楽しむ術を知っているということでした。
　人間味あふれる人々とふれあいながら、マンチェスターの街歩きを楽しみます。