これまでの街歩き

インチョン/ 韓国

2015年12月8日(火) 初回放送

語り:中嶋朋子

撮影時期:2015年10月

※動画の公開は終了いたしました

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寛容と再生の街 インチョン(仁川)

 韓国の海と空の玄関口、インチョン。1883年の開港以来、日本や中国、西洋諸国の文化を受け入れてきた文明開化の港町です。
 古い住居が並ぶ旧市街の東部から歩き始めます。出会ったのは、毎朝ご近所同士でコーヒーを飲みながら世間話に興じるおばさんたち。「住人たちの絆はずっと昔から変わらないよ」と話してくれました。かつて日本人居留地、いわゆる日本租界があった地域では、20世紀初期に建てられた日本家屋の再生を手がける若い建築士さんに出会い、中華街では飲食店を営むおじさんたちから厳しかった時代の話を聞き、華僑の子どもが通う学校の前では、「お笑い芸人になりたい」など、将来の夢を明るく語る若い世代に会いました。
 夕方、旧市街東部に戻ると、仲の良さそうな夫婦が畑の大根に水やりしながら、2人のなれそめを話してくれました。夜の路地裏では、住人たちが、庭でとれた柿を食べながら、おしゃべりしていました。
 昔から、訪れる人を分け隔てなく受け入れてきた寛容な人たちに出会う街歩きです。

※NHKサイトを離れます
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