世界ふれあい街歩き

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これまでの街歩き

ストックホルム/ スウェーデン

2009年11月19日(木) 初回放送

語り:牧瀬里穂

撮影時期:2009年8月

世界地図

地図

場所

 バルト海とメーラン湖に浮かぶ14の島からなるスウェーデンの首都・ストックホルムは人口およそ81万(撮影当時)。北欧最大の都市です。
旧市街(ガムラ・スタン)に並ぶ建物は、13世紀ごろから建てられたもの。街は、近郊から産出される良質の鉄鉱石を他の地域に運び出すための中継地として発展していきました。
 17世紀に入ると、旧市街が手狭になってきたため、南側の島に人が住み始めます。19世紀には産業革命が起き、南の島にたくさんの工場が建てられ、労働者たちが集まってきました。同時に、貴族が多くいる北の島の堅苦しい気取った雰囲気を嫌っていた芸術家や文化人も好んで南の島に住むようになりました。
 現在では、官公庁や企業、商業施設が数多く集まる北の島、中世の街並みが残り観光客でにぎわう旧市街の島、住民の多い下町風情漂う南の島と、それぞれ特徴のある島となっています。

Information

ノーベル賞

 ノーベル賞は毎年12月10日、アルフレッド・ノーベルの命日に授賞式が行われます。会場は、北の島にあるコンサートホール。ここでは、物理学賞、化学賞、生理学・医学賞、文学賞、経済学賞の5部門が授与されます。式の後の晩さん会は、同じく北の島にある市庁舎の「青の間(ブルーホール)」で開かれ、王室ファミリーをはじめ1300人のゲストが集まります。2階には、舞踏会場となる「黄金の間」があります。晩さん会に出されるディナーは毎年メニューが変わりますが、市庁舎にあるレストランに予約すれば、誰でも前年度と同じ料理を同じ食器で味わうことができます。
 旧市街にあるノーベル博物館では、メダルなどノーベル賞に関する資料が見学できます。博物館のカフェには、受賞者をもっと身近に感じられるものがあります。それはイスの裏に書かれた受賞者たちのサイン。2002年に化学賞を受賞した田中耕一さんと物理学賞を受賞した小柴昌俊さんのサインが入ったイスは、現在ガラスケースに飾られ、鏡越しに二人のサインを見ることができます。ちなみに平和賞だけは、ノルウェーのオスロで授与されます。

スカンセン野外博物館

 ストックホルム市内にあるスカンセン野外博物館は、1891年にオープンした世界で初めての野外博物館です。ここには、スウェーデン各地にあった18世紀~20世紀の貴重な建築物が150棟以上も移築・保存されています。各建物では、建てられた当時の衣装を着た人たちが、そのころの仕事や生活を再現しています。たとえば薬屋さんでは、丸薬の作り方の実演、民家では手作業で行われていた糸つむぎや機織りなどを見学することができます。中に入れば、時代の空気まで感じることができるかもしれません。
 また、18世紀に建てられ20世紀初めにここに移築された教会は、スウェーデンでもっとも人気のある教会のひとつで、今でも、ミサや洗礼式、結婚式が行われています。野外ステージでは、スウェーデン伝統のフォークダンスを楽しめます。ここは市民の憩いの場でもあり、スウェーデンの歴史に触れられる場所でもあります。

デザインの島

 ストックホルム市内から船で30分ほど東に行くと、フィエーデルホルム島に着きます。ここでは、テキスタイルデザイナー、木工アーティスト、ガラス工芸家、陶芸家など多くのアーティストがそれぞれのアトリエ兼ギャラリーを構えています。北欧デザインはシンプルが基本ですが、アーティストたちは個性を発揮すべく、この島で創作活動に励んでいるのです。ギャラリーはもちろんアトリエも公開していて、間近で作品作りを見ることができます。

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