これまでの街歩き

フランクフルト・アム・マイン/ ドイツ

2015年12月1日(火) 初回放送

語り:高橋克実

撮影時期:2015年8月

世界地図

地図

場所

 フランクフルトはドイツ中部に位置し、欧州中央銀行やドイツ連邦銀行といった多くの重要な金融機関が集中する、ヨーロッパ屈指の金融都市。また、世界最大級のハブ空港であるフランクフルト空港があり、「欧州の玄関口」としての機能も果たしています。
 ビジネス街としての一面が目立つ一方、古くは、神聖ローマ帝国皇帝の選挙や戴冠式といった重要な儀式が執り行われていたという、輝かしい歴史を持っています。
 芸術面でも、文豪ゲーテを輩出。名画を所蔵する美術館や博物館も多く、多様な顔をもつ都市です。

Information

フランクフルトの歴史

 ドイツ経済をけん引する大都市・フランクフルト。この街を観光するのにうってつけなのが、市内の見どころを巡る路面電車「アップルワインエクスプレス」。名物のアップルワインを味わいながら、マイン川沿いの高層ビルや旧市街の光景を、車窓から楽しむことができます。
 フランクフルトは古くから物流の拠点として発展していましたが、第二次世界大戦で街のほとんどの建物が破壊され、壊滅的な被害を受けました。敗戦後、フランクフルトの人々はかつてのにぎわいを取り戻すべく、復興に力を尽くし、再び国の経済を担う大都市によみがえらせました。
 しかし、経済発展が進んだ今、フランクフルトではかつての伝統的な街のあり方を見直す動きが高まっています。街のアイデンティティーを取り戻そうと、人々はまた新たな未来を描き始めようとしています。

食べ歩きグルメ

街歩きしながら手軽に楽しめるご当地の味を、厳選してご紹介!

 今回、フランクフルトのグルメを紹介してくれるのは、「将来は社長!」と大きな野望を抱く新人金融マンのマックスさん。忙しいビジネスマンに人気のランチを紹介してくれました。

シュバイネ・ハクセ

豚すね肉を、表面がパリパリになるまで低温でじっくりと焼き上げたドイツの定番料理、シュバイネ・ハクセ。金融マンたちは外国のお客を接待する時に、ヴォリューム満点のこの料理で相手のハートをわしずかみにするんだとか。

回転寿司

フランクフルトで大人気の回転寿司。忙しいビジネスマンたちには、手軽な昼食として人気です。定番メニューはもちろん、中には日本人にはなかなかなじみのないメニューも…。枝豆の軍艦巻きや、パプリカ巻き、玉子とアスパラのにぎりなど、日本ではお目にかかれない独創的なおすしを味わうことができます。

ビーフソーセージ

街角でよく見る“インビス”は焼きたてのソーセージやフライドポテトを手軽な料金で提供するドイツのファストフード店。ビジネスマンに人気のメニューは、ビーフ100%のソーセージ。焦げ目がつくまで炭火でこんがり焼いたソーセージをパンに挟み、マスタードをかけて出来上がり!ソーセージの香ばしい風味をそのまま味わえます!

ちょっとより道

街からちょっと足をのばして、イチ押しの観光スポットを訪ねます!

ワインの街 リューデスハイム
語り:篠原ともえ

 リューデスハイムは世界遺産に登録されている中部ライン渓谷にあります。人口9700、ワインづくりで有名な街です。ライン川沿いに、美しい街並みとブドウ畑が広がり、「ラインの真珠」と呼ばれています。リューデスハイムのブドウ畑の広さは、すべて合わせて約300ヘクタール。そのうちの90%は白ワインのリースリング種。リースリングは酸味と甘みを伴った味わいが特徴で、特に有名です。
 街にはワイン酒場が軒を連ねる「つぐみ横丁」や、周辺地域で最も古い城でありワイン博物館が併設されている「ブレムザー城」といった名所があり、まさに「ワインの街」。石畳の路地に、酒場やレストラン、雑貨店も並ぶ「つぐみ横丁」は、陽気な音楽も聴こえてきて、観光客に特に人気です。4月から12月頃には、多くのレストランで生演奏が行われ、歌や踊りを楽しみながら、絶品のワインを味わうことができます。

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