これまでの街歩き

アメリカ人が住みたい街NO.1
ポートランド/ アメリカ

2016年10月25日(火) 初回放送

語り:貫地谷しほり

撮影時期:2016年8月

世界地図

地図

場所

 ポートランドは、アメリカ西海岸オレゴン州北西部に位置します。日本から来た人に「オレゴン富士」と呼ばれるフッド山が顔をのぞかせています。ウィラメット川につくられた港町を中心に古くから栄えてきました。温暖な気候で過ごしやすく、秋から冬にかけては雨が降る日が多くなりますが、霧雨が多いので傘を使う人はほとんどいません。
 人と環境に優しい街づくりによって、自転車を使用する人が多く、車なしで暮らせる、車社会のアメリカでは珍しい自転車天国です。フッド山からのおいしい水によって食べ物が豊かで、心も豊かになる暮らしが送れることから、アメリカで住みたい街の第1位に輝きました。

Information

ポートランドの歴史

 ポートランド市が出来たのは1851年。ウィラメット川に作られた港を中心に発展しました。19世紀後半には、シアトルをしのぐアメリカ北西部最大の港町になり、街はオレゴンの木材や農産物が集まり、その取引で栄えました。独立心と開拓者精神旺盛な人々が集まり街は活気づきます。1969年には高速道路計画を市民の決議で覆し、道路が作られる予定だった場所に市民の憩いの公園を築きました。
 自然を愛し、自由を重んじる伝統は、今も市民に受け継がれ「変わった街のままでいよう!」という合言葉で、少しくらい風変りでも、みんなが自由に暮らせる街づくりを目指しています。

食べ歩きグルメ

街歩きしながら手軽に楽しめるご当地の味を、厳選してご紹介!

ポートランドは街のあちこちに水飲み場があるほど水が豊富。自然の恵みフッド山からのおいしい水がもたらしてくれる名物の飲み物3つと一緒に食べるおすすめグルメをご紹介します!紹介してくれるのは、ポートランドのことなら彼女にお任せ、グルメなポートランダー、エレンさんです。

オレゴンビーフのステーキ

ポートランドの名物の一つにオレゴンワインがあります。オレゴン州は500近いワイナリーがひしめくワインの名産地です。そしてそのオレゴンワインにぴったり相性がいいのが、オレゴンビーフのステーキ。ポートランドでは熟成肉が人気なのだそう。最高級の熟成肉と地元産の野菜をふんだんに使った一品は絶品です。

チョコレート

ポートランド発祥の名物サードウェ―ブコーヒー。自家焙煎の浅煎り豆を使い、バリスタが丁寧に入れるこだわりのコーヒーです。サードウェ―ブコーヒーにあうスイーツがチョコレート。コーヒーの味を引き立てます。チョコとサードウェーブコーヒーが融合した逸品「ダーティーチャーリー」はチョコを振り掛け、ミルクをソーサーにあふれさせていただきます。

マック&チーズ

マカロニとチーズなどでつくるアメリカの定番家庭料理。昔から子供のおやつとして人気です。ゆでたマカロニにホワイトソースとチーズを加えた日本のグラタンに似た料理です。おふくろの味とも言われているマック&チーズ。豚肉やサルサソースを加えると、大人のつまみに変身。クラフトビールとの相性は抜群です。

ちょっとより道

街からちょっと足をのばして、イチ押しの観光スポットを訪ねます!

夢を追う若者たちの新ビジネス
語り:つぶやきシロー

 ポートランド郊外、若者たちが新しいビジネスを始めて活気付いてるエリアを訪ねます。目指すのは、ウィラメット川の対岸、ノースイースト地区。街の中心部に比べて地価も安く、若者が暮らしやすい街です。
 最初に訪ねるのは、カフェが併設されているコインランドリー。若いオーナーさんが地域の人が集まれる空間として経営しています。洗濯を待つ間、のんびりとカフェでくつろげる場所が、地域の人々に人気です。
 次により道したのは、遊園地のアトラクションのような外観からは想像しにくいリサイクルのお店。使われなくなったものを再利用のため、安値で販売しており、電気製品からドアノブまでなんでもリサイクルをして環境保全に貢献しています。
 最後に、シェフとしてレストランで働いていたオーナーさんが食材にこだわり、自身で農園を作って畑の中でレストランを開いているところにお邪魔しました。自然の中でオーナーさんこだわりの新鮮な野菜や果物で作った料理にお客さんも笑顔があふれていました。

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