これまでの街歩き

クレイジーでタフな街
LA ベニス/ アメリカ

2018年6月12日(火) 初回放送

語り:イッセー尾形

撮影時期:2018年4月

世界地図

地図

場所

 ベニスはカリフォルニア州ロサンゼルスの西に位置する、面積約8K㎡、人口約4万の小さなビーチタウン。「ベニスビーチ」の名でよく知られています。ロサンゼルス空港から車で約20分、LA中心部のダウンタウンからは車で約1時間の距離にあります。
 観光客が大勢集まるサンタモニカのビーチと隣接していますが、ベニスビーチはどちらかといえば、ローカルの人々に人気。スケートボード場やバスケット・コート、屋外ジムなど、スポーツ施設が充実していて、老若男女がそれぞれ楽しく汗を流しています。
 ビーチから少しだけ離れた街なかには、美しい運河沿いの閑静な高級住宅地が広がり、最新のカフェ、雑貨、ファッションの店なども少なくありません。ベニスは、今アメリカで最も注目を集める界わいの一つです。

Information

ベニスの歴史

 現在のベニスの基礎が築かれたのは20世紀初め。タバコ・ビジネスで財をなした大富豪アボット・キニ―が、イタリアのベネチアを模した街を造ったのが初まりです。水はけ対策として造られた美しい運河、さらに遊園地・劇場を含む巨大なビーチ・リゾートには、毎週末、10万人もの観光客が押し寄せました。しかし、キニ―の死後、経営は急激に悪化、1950年代半ばにベニスは貧困と犯罪のあふれるドッグ・タウン「野良犬の街」に変貌します。
 その後、広い空き家に目を付けて移り住んだのが芸術家たち。1960年代にはヒッピー文化が流行し、70年代にはスケートボードが大ブレーク。こうして、ベニスはうらぶれた「ドッグ・タウン」から「ストリート・カルチャーの街」に発展。ふたたび世界中から大勢の観光客が訪れるようになっています。

食べ歩きグルメ

街歩きしながら手軽に楽しめるご当地の味を、厳選してご紹介!

ボディビルダーのタマラ・マックさんが、タフで美しい体を維持するための、おすすめ筋肉フードを紹介します。これを食べれば、あなたの筋肉も一気にパンプアップ!

白身魚のトスターダ

油で揚げたトルティーヤに、ライム果汁でしめた白身魚と細かく切ったトマト、玉ねぎをのせて、薄く切ったアボカドをトッピングすれば出来上がり。ライムの酸味が筋肉の疲れを癒やしてくれるから、タmラさんにとっては、体を酷使する大会の後に食べる、”ご褒美メニュー”なんだとか。

マッスル・スムージー

スムージーのベースは低脂肪のフローズン・ヨーグルト。そこに好みのプロテインなどを加えます。今回は、筋肉の成長を助ける植物性プロテイン、瞬発力を高めるアミノ酸、さらにココナッツ・ウォーターや果物を入れて、しっかりシェイク。ダンベル型の容器に入れれば、飲みながらトレーニングも楽しめちゃう。

エッグ・ホワイトのオムレツ

「エッグ・ホワイト」は卵白のこと。卵白はタンパク質が豊富で、上質な筋肉を作るのに欠かせない食材なんです。レストランで卵料理を頼むときは「エッグ・ホワイトで!」って注文すれば、卵白だけで料理してくれますよ。ふっくら焼き上げた卵白の中は、ズッキーニ、トマト、パプリカなど、ビタミンいっぱいの野菜が詰まっています!

ちょっとより道

街からちょっと足をのばして、イチ押しの観光スポットを訪ねます!

LAのディープスポット コンプトン
語り:濱田マリ

 今回の「より道」はロサンゼルスの中心部から南にあるコンプトンへ。以前、ギャングの争いが絶えなかった“ちょっと危ない地域”とのことで、観光ツアーで向かいます。
 ツアーの車に乗り込むと大音量で流れてきたのは、ヒップホップの『カリフォルニア・ラブ』。ガイドさんいわく「西海岸の国家」なんだとか。途中、"サウス・セントラル"(正式にはサウス・ロサンゼルス)に立ち寄り、ビヨンセやサミュエル・L・ジャクソンなどのセレブが通っているという大聖堂、そして、伝説的なヒップホップMC・2Pacの壁画を見ます。
 コンプトンに到着すると、かつて使われていたドライブスルーの葬儀場、さらに“世界一人気のラッパー”、ケンドリック・ラマーの壁画へ。かつての“ギャングの街”は今や、ドクター・ドレーやクーリオなどの名ラッパーを生んだヒップホップの聖地として、国内外の観光客が絶えず、お土産物屋さんでも「コンプトン」の文字が入ったTシャツやキャップが大人気!
 でも、コンプトンへ行くときは必ずツアーに参加しましょうね!

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