これまでの街歩き

ゆいま〜るの街
那覇スペシャル/ 日本

2019年1月29日(火) 初回放送

語り:ゴリ(ガレッジセール)

撮影時期:2018年1月

世界地図

地図

場所

 東京からおよそ1600km離れた沖縄諸島は、160の島からなります。その中で、那覇は最大の島・沖縄本島の南部に位置する、日本最南端の県庁所在地です。また、那覇は鹿児島と台湾のほぼ中間に位置し、アジア諸国を結ぶ「日本の南の玄関口」として発展してきました。
 亜熱帯地帯のため、四季を通じて平均の気温は22度、湿度は77%。春から夏にかけて雨量が比較的多く、毎年数回、台風が来襲します。
 常夏のリゾート地であり、首里城をはじめとした琉球王朝時代の建築物や独特の文化を楽しむことができるため、人口およそ32万の街に、国内外から、年間950万人以上の観光客が訪れます。

Information

チャンプルーの精神で発展を遂げた街

 15世紀、沖縄本島に誕生した琉球王国は日本、中国、東南アジアなどと広く交易を行いました。象牙や剣など、各国の特産品を別の国に売る「中継貿易の要」として繁栄すると同時に、異国の文化を柔軟に吸収しました。琉球王国の城「首里城」や、沖縄特産の焼酎「泡盛」、多彩な模様を染め分ける「紅型(びんがた)」は、近隣諸国の技術を生かしたものです。他国の文化を「混ぜ合わせる」=「チャンプルー」することで、沖縄独特の文化が育まれました。
 しかし、1945年の太平洋戦争を経て、沖縄は27年間、アメリカの統治下に置かれます。しかし、アメリカの鉄筋コンクリートの建築技術を生かして街を再建したり、アメリカ軍の廃棄したジュースの空き瓶を使って「琉球ガラス」を生み出したり、さらなる“チャンプルー”によって、見事に復興を遂げたのです。

自然が生み出した、とっておきパワースポット

 那覇観光キャンペーンレディとして、街の魅力を発信している外間有里さんが、沖縄の豊かな自然が生み出した、とっておきパワースポットをご紹介!
 その①は、「イキガ洞」!数十万年の長い年月をかけて造られた鍾乳洞。子孫繁栄のご利益があるとされ、古来、ウチナーンチュが祈りを捧げてきた神聖な場所です。
 その②は、「首里金城の大アカギ」!首里城の麓に残る、樹齢200年を越えるアカギの木です。旧暦の6月15日には、神様がこの木に降りてきて、どんな願いごとでも聞いてくれると、昔から言い伝えられています。
 その③は、「波上宮(なみのうえぐう)」!巨大な石灰岩が数十万年もの間、荒波に削られてできた岩山。古来、最も格式の高いウガンジュ(祈りの場所)でもあるだけに、不思議なパワーに満ちていてます!

食べ歩きグルメ

街歩きしながら手軽に楽しめるご当地の味を、厳選してご紹介!

那覇に近い宜野湾(ぎのわん)出身のお笑い芸人で、ゴリさんの後輩、大屋あゆみさんが、手軽に食べられる沖縄のおやつをご紹介!

アイスぜんざい

常夏の沖縄にはもってこいの一品!ぜんざいの材料は小豆ではなく金時豆。戦後、アメリカから入ってきた金時豆を使って作ったのが、始まりです。豆を、たっぷりの砂糖で7時間、じっくり煮込みます。ふた晩、冷蔵庫で寝かせてできた「ぜんざい」の上に、氷をたっぷり削って積み上げます。甘くて冷たい!脳が刺激されて、おもしろいネタも浮かんできそう!

もずく天ぷら

ウチナーンチュが大好きな揚げ物の中でも、一押しが、もずく天ぷら。もずくを、ニンジン、ニラ、タマネギといっしょに生地によく混ぜて、たっぷりの油で揚げます。生地に卵を入れてあるので、ぐぐっと厚みが増して、ボリュームたっぷり。ゴリさんの大好物でもある、この一品、あゆみさんも、たくさん食べて、げんかつぎ!

花ぼうる

ポルトガルから伝わった焼き菓子。形がとってもユニークでしょ?薄く伸ばした生地に細かい切れ目を入れて、丸い輪っかにして、焼きます。この形、極楽浄土への道しるべをイメージしています。昔からご先祖様へのお供え物とされてきました。もちろん、おやつとしても大人気!

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