世界ふれあい街歩き

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これまでの街歩き

リュブリャナ/ スロベニア

2009年7月9日(木) 初回放送

語り:永作博美

撮影時期:2009年5月

街の「老舗(しにせ)の靴屋さん」

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リュブリャニツァ川にかかる橋の一つに、「靴屋橋」という名前の橋がありました。それまでは「三本橋」や「緑橋」など、見た目からその名前がついたことが想像できる橋が多かったので、不思議に思っていると、リヤカーをひいた市場帰りのお兄さんが、橋の近くに靴屋さんがあることを教えてくれました。
靴屋さんに入ってまず迎えてくれたのは、青年でした。しかし、靴屋橋の名前の由来は知らないみたい…。
すると、奥からお父さんが登場してきました。橋がまだ木造だった時代に、橋の上で靴屋が開業していたから靴屋橋という名前がついたのだと、教えてくれました。靴屋橋の歴史を知るお父さんでしたが、実はそのまたお父さんも一緒にお店をやっているのだそう。親子三代が並ぶ姿は、とても仲がよさそうです。皮を切る人、縫う人、そして売る人に分かれ、仕事を分担して一つの靴を作っている老舗の靴屋さん。お店の靴は、親子三代からたっぷりの愛情が注がれているからか、とてもきれいに見えました。

街の「家族」

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坂道を歩いていると、一人の少女に出会いました。坂の上からは何が見えるのかとたずねてみると、「リュブリャナ」と一言だけ答えてくれました。その後、必死で少女のあとを追いかけようとしましたが、追いつけず、途中で姿を見失ってしまいました…。
それでも登っていくと、どこからか「こっちよ」というかわいらしい声が…。声がする方を探すと、そこには先ほど坂道で出会った少女が、家の2階の窓から私たちを呼んでいました。
そして、少女のお家にお邪魔することに…。ちょうど食事中のお父さんとお母さん、そしてお兄ちゃんの家族全員がバルコニーで迎えてくれました。そこからの眺めは、赤い屋根の家々を一望でき、最高!「街が近いから、通りの人のざわめきまで聞こえるわ。街の鼓動を感じられるのよ」とご夫婦。少女もまた、「学校に歩いて行けるところがすごくいい」と笑顔で教えてくれました。
とても楽しそうにリュブリャナのことを話してくれるこの家族を見ていると、みんな本当にこの街が大好きなんだ、ということが伝わってきました。

街の「畑」

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街を歩いていて、大きな畑を発見しました。家庭菜園にしては大きいこの畑には、細長い畝(うね)がたくさん並んでいて、何だかとても古そうな井戸もあります。実はこの畑、400年も前からある共同農園なのです。「中世の時代には、この畑でとれたものは街の市場でも売っていたのよ」、とちょうど畑仕事をしていたおばさんが教えてくれました。井戸も古く、おじさんによると100年以上も昔のものだそうです。
 別れ際、おばさんがあることを教えてくれました。「リュブリャナという名前は、スロベニア語で『愛する』という意味があるのよ」と。
この畑には、長い間、多くの人々によって大切に耕され続けてきた愛が溢れているようでした。

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