これまでの街歩き

プノンペン/ カンボジア

2014年5月6日(火) 初回放送

語り:小倉久寛

撮影時期:2014年2月

街の「市場の値段交渉」

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 路地に肉や野菜を広げた市場に行くと、店がたくさん並んでいます。木の板に生肉を並べただけの肉屋さんでは、店主と客の主婦とが豚バラ肉の価格交渉中でした。客の激しい交渉に、今回は肉屋さんが根負けした模様。聞けばカンボジアには定価がなく、どんなものも値切って価格が決まるそうです。豚肉を安く手に入れた主婦は子どもたちと豚丼を食べるんだとニッコリ。

街の「路地の4階に住む家族」

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 昼過ぎの強い日差しを避け、日影のある路地へ。前方で突然大声をあげ、上の階のテラスにいる女性と話し始めた男性がいます。「氷を買ってこい」と家の人から頼まれているようです。氷を買った男性に話を聞くと、自宅に案内してくれると言います。アパートの4階にある自宅で妻と3人の子どもとの5人暮らし。男性は子どもたちにカンボジアの発展に貢献できる人に育って欲しいと、教育に力を入れています。理由を聞くとポル・ポト政権下で家族を殺されたつらい経験があるからだそうです。内戦時代を生き抜いてきた男性にとって、今の奥さんや子どもたちはかけがえのない存在なんですね。

街の「エアロビクス」

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 夕暮れ時、夕涼みに来る人が大勢いるトンレサップ川沿いの道を歩いていると、騒がしい音楽が聞こえてきました。その正体は路上でエアロビクスをする女性たちの集団。一風変わったユニークな振り付けは、インストラクターをする男性のオリジナル。参加者たちはみな笑顔ではつらつと体を動かしていました。参加者はダイエットしたい人や、ポル・ポト政権時代に銃で撃たれ後遺症を持つ人たち。、川沿いの路上にエアロビクス教室があるなんて意外でした。

※NHKサイトを離れます
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