パリ 冬のマレ地区へ／ フランス
2015年2月3日（火） 初回放送
語り：鈴木 杏
撮影時期：2014年12月
街の「路上パフォーマンス」
石造りの立派な建物が並ぶ通りを歩いているとバンドの演奏に合わせて踊るおばあちゃんと出会いました。おばあちゃんの独特なステップとバンドが演奏する楽器の心地よい音色にひかれ、まわりにはたくさんの人だかり。石造りの街と音楽は相性ばっちり。
おばあちゃんは「別の区に住んでるけどマレが大好き。ここは世代や国籍など関係なく集まっている感じがいいの」と教えてくれました。ずっと踊っていても全然疲れないというおばあちゃん、その秘密は剣道なんだとか。かわいらしいダンスと笑顔に癒された、素敵な出会いでした。
街の「ギャラリー」
路地を歩いていると、お店から、かわいらしいワンちゃんと散歩にでかけようとする女性と出会いました。ふと目をやると、ワンちゃんそっくりな絵がウィンドウに飾られています。思わず話しかけると、「新作があるから、見せてあげるわ」と親切に中へ案内してくれました。中には様々なワンちゃんの肖像画が飾られていました。女性は自分のワンちゃんが好きすぎて絵を描いてもらったのだとか。お店はワンちゃんの絵と複製画を扱うちょっと変わったギャラリー。
女性は「マレ地区はオープンで活気もあるし、新しいことを始める人も多いのよ」と教えてくれました。マレ地区という歴史ある地区で新しいことを始める人がいるから、歩いているだけでも発見や刺激を感じることが出来るんですね。
街の「ドレスデザイナー」
午後、ボージュ広場の周りを歩いていると、ドレスが飾られているお店を発見。ドレスに見とれていると、中にいたデザイナーに声をかけられました。お言葉に甘えてお邪魔すると、そこには一点一点違うデザインの素敵なドレスがたくさん。ここは、オートクチュールのドレスを作るアトリエで、16年前にお店を出したのだとか。「マレ地区は、毎日今まで知らなかった新しいことに出会えるから退屈している暇もないんだよ」と嬉しそうに話してくれました。