これまでの街歩き

心ときめく短い夏
リガ/ ラトビア

2018年9月4日(火) 初回放送

語り:田畑智子

撮影時期:2018年5月

街の「三人兄弟とストリートミュージシャン」

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 リガの人気観光スポット「三人兄弟」。白い建物が15世紀、黄色い建物が17世紀、そして緑の建物が18世紀に建てられました。そのため、右から長男、次男、三男として親しまれています。長男の白い建物の時代には「窓税」が、三男の緑の建物の時代には「土地税」があり、それぞれの時代を反映して建てられているとか。
 この観光スポットの近くでは、2人組のストリートミュージシャンが、訪れる観光客をもてなしています。長い冬の間に各国の人気の曲を練習し、今では90か国もの曲を演奏できるそう。演奏はちょっとアレですが…、チップをくれる人は少なくありません。日本人観光客へは「百万本のバラ」を演奏してくれるそうです。

街の「先生と花束」

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 きれいな花束を持った2人の先生と出会いました。ラトビアでは、各学期の初日と最後の一日に担任の先生へ花をプレゼントして、感謝の気持ちを伝える習慣があります。
 先生たちに、子どもたちに教えるときに大切にしていることを聞いてみました。すると、「お互いに助け合えるようなチームワークです。もちろん、よい成績もね。」と笑顔で答えてくれました。お二人の先生は、生徒たちに「ありがとう」という感謝の言葉をもらう時が、一番幸せだそうです。
 ちなみに、子どもたちの夏休みは6月1日から8月31日までの3か月間で、先生たちの夏休みは約2か月間もあるそうです。 

街の「煙突掃除人」

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 ラトビアで人気者の煙突掃除人。それは、煙突掃除人のボタンを触ると願い事が叶い、幸運をもたらしてくれるという言い伝えがあるからです。ひとたび街を歩けば、女子学生に囲まれる日々。「困っちゃうよ、まったく」というその表情はどこか嬉しげである…。
 出会った職人さんは、なんとこの道22年のベテランで、助手の方は9年ほどだそうです。見習いの男性に、なぜ煙突掃除人になろうと思ったかを聞いてみると、「なりゆき」だとか。この職業は選ぶものじゃなく、人と知り合い、助けを求められることが始まりだそうです。今回は、そんな大人気の煙突掃除人の仕事を見せてもらいました。一日に平均6~7棟、掃除しているそうです。

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