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放送内容

国際

日本の群像 再起への20年
第6回 食卓の上の自由化
~輸入牛肉をめぐる攻防~

初回放送

総合 2005年10月30日(日)
午後9時00分~9時52分 総合

関連ジャンル

  • 国際
  • 経済

  • BSEの発生で輸入が止まったアメリカ産牛肉

  • 牛丼再開をめざす吉野家・安部修仁社長

  • 生産と流通の透明化に挑む柏葉さんと大野さん(北海道 十勝)

1988年、対日貿易赤字に業を煮やしたアメリカがつきつけた牛肉自由化。日本は、国内農業が打撃を受け食料の安定供給ができなくなると抵抗するが、結局、アメリカの要求を受け入れ牛肉市場の開放を決めた。
自由化は外食産業と農業を激変させていく。牛丼の吉野家は、安いアメリカ産牛肉によって急成長、店舗数を1000以上に拡大させた。国内の畜産地帯では、輸入牛肉との価格競争に敗れるところが続出。その一方で、大規模経営による効率化を進めた北海道などが逆に飼育頭数を伸ばしていった。
しかし、2000年以降、予想もしなかった事態が次々に起きていく。北海道では、効率化対策のひとつだったエサ用の安価な輸入稲わらが感染源と疑われる伝染病が発生。さらに、国内でBSEの感染牛が見つかると消費が極端に落ち込み、経営は深刻な危機に見舞われた。2003年にはアメリカでもBSEの感染が発覚。今度は外食産業がアメリカ産牛肉の輸入禁止によって大打撃を受け、吉野家は牛丼の販売中止に追い込まれた。
牛肉自由化の決定から17年。今や「食のグローバル化」は農産物全体に及び、日本人はバラエティに富んだ食材を安い価格で入手できるようになった。その反面、自給率は40%にまで低下し、安定供給の柱であるはずの国内農業は瀬戸際に立たされている。
安心感をキーワードに生産と流通の透明化に挑む北海道の畜産農家と、牛丼の復活に向けて奮闘する吉野家。共に消費者ニーズに応えようとする2つの動きを追いながら、日本にとっての食の有りようを考える。

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