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放送内容

経済

メイド・イン・ジャパン 逆襲のシナリオ
第1回 岐路に立つ"日の丸家電"

初回放送

総合 2012年10月27日(土)
午後9時00分~10時13分 総合

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ソニー、パナソニック、シャープ・・・「メイド・イン・ジャパン」を象徴する電機メーカーが昨年度、過去最大の赤字となるなど、日本の製造業が大きな転換点を迎えている。なぜこうした状況に陥ったのか、サムスンなどライバルメーカーはどうやって力をつけたのか、そして、どうしたら逆襲のシナリオを描けるのか。この20年あまりの各社の戦略・時代の変化を見つめ直しながら、格闘する現場を密着ルポし、日本の製造業の行方をシリーズで考える。1回目は「日の丸家電」。ソニーでは平井社長が進める改革に密着。縦割りだった組織を「ワンソニー」としてひとつにまとめ、商品開発の仕組みを変えようとする現場などを取材。一方、シャープでは、台湾のホンハイと提携することに活路を見いだそうとする現場を取材。両社の過去の経営陣の証言を交えながら、なぜ両社が苦しんでいるのか、どこに逆襲のシナリオがあるのか考える。あわせて、強力なライバルとなったサムスンやハイアールも取材し、日本企業がとるべき戦略を重層的に考える。

放送を終えて

「大変なことになった」。4月から5月にかけて、ソニー、パナソニック、シャープが決算で大幅な赤字な発表を発表した時、これは絶対にやらなければならないと思いました。日本のGDPを押し上げ人々の生活を豊かにしてきた日本の製造業。その一翼を担ってきた電機産業がいよいよ本格的な危機に立たされていると感じたからです。
取材・制作では、今の時代を踏まえ、未来を見据えた番組にしなければならないと思いました。取材で「ソニーやシャープがなくなっても別に自分は困らない」という個の意見に出会い大変驚きました。「日本は電機産業から撤退すべき」という専門家の意見にまた驚きました。経済が停滞したこの20年間、競争や効率が求められ「淘汰(とうた)」が当たり前となったこと、内需が重要となり消費者の視点が優先されてきたこと、自分自身も省みながら取材制作をしなければならないと思いました。言葉は幼いかもしれませんが、困っている人を助けるのが自分の仕事だとしたら、伝える側のスタンスを真剣に考え続けなければならないと思いました。
放送を終えて、当初の考えがどこまで到達したのかまだ分かりません。力不足も否めません。しかし見渡せば、日本の産業は地方も中央もまたあらゆる業種において、さまざまな悩みを抱えて苦しんでいます。自分は微力ですが出来ることがあれば全力で臨む所存です。これからも頑張ります。

ディレクター 宮本拓哉

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