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放送内容

災害

阪神・淡路大震災18年
大都市被災 その時日本は

初回放送

総合 2013年1月17日(木)
午後10時00分~10時49分 総合

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南海トラフの巨大地震で、大阪や名古屋などの大都市が同時多発的に被災した時、何が起きるのか・・・シミュレーションでは、最悪の場合、避難所に押し寄せる人の数が500万人に上り、わずかな期間で、ペットボトルの水が日本全国でなくなる。多数の火力発電所が津波に見舞われることから、電力不足が発生。交通網も寸断され、マヒした都市機能の復旧はなかなか進まない。通信インフラは寸断され、金融機関にも影響が及びかねない・・・
こうした都市機能のマヒを防ぐため、各分野の専門家たちが集まり、南海トラフの巨大地震による被害を想定しようとする研究プロジェクトが始まっている。彼らが参考にするのが、18年前の阪神・淡路大震災だ。神戸では人口密集地が被災したことから、避難所に入りきれない人たちが公園や空き地などの「テント村」で雨露をしのいだ。生きてゆくための物資は枯渇し、“奪い合い”がおきる寸前の状態に陥っていた。電力や水道のシステムは互いに依存し合っていたため、停電や断水が複合的に拡大した。そして、地方銀行の本店やホストコンピュータが被災し、金融の流れが滞るという非常事態が発生した。
いま、流通企業や金融機関では、南海トラフによる想像を絶する規模の被害が、都市機能マヒに至るのを防ぐため、「阪神・淡路」の教訓をもとに対策を進めようとしている。番組では、被害シミュレーションをCGで描き出すとともに、生活物資、通信ネットワーク、ライフラインで進められている対策を取材、減災への道筋を探る。

放送を終えて

政府は去年、南海トラフ巨大地震が発生したら、最悪の場合、津波は高さ30メートルに達し、238万棟もの家屋が全壊・焼失し、32万人もの犠牲が出るという衝撃的な数字を発表しました。では、わたしたちは、一体、どう備えたらいいのか。今回の番組では、もし被災した場合にどんな事態が待ち受けているのか、具体的なイメージをお伝えすることを目指しましたが、いかがだったでしょうか。
普段わたしたちが意識することなく使っている現代の都市機能が、どのように成り立っていて、それが巨大災害によってどんなリスクにさらされるのか。取材班も知らなかった都市機能の仕組みが多く、驚きの連続でした。
18年前の阪神・淡路大震災を経験した人たちは、「慣れ親しんでいる便利な生活が、突然崩れてしまうことを常に考えておく必要があります。“自分の身は自分で守る”という、日ごろからの心構えが大切です」と繰り返しおっしゃっていました。そのメッセージを感じとっていただけたなら、取材班としては本望です。

ディレクター 鈴木伸元

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