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放送内容

経済

メイド・イン・ジャパン 逆襲のシナリオⅡ
第1回 ニッポンの会社をこう変えろ

初回放送

総合 2013年5月11日(土)
午後9時00分~9時58分 総合

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去年秋、「日の丸家電」苦戦の本質から製造業の逆襲のシナリオを考えたシリーズの第二弾。円高が修正され、家電メーカーの株価も値上がりするなど状況が好転し始めているかに見える中、本当の意味での復活につなげ「失われた20年」に終止符を打てるのか、それとも「あだ花」に終わってしまうのか。日本経済にとってきわめて大切な時期を迎えるいま、前回とは違う角度から製造業の課題と進むべき道を探り出し、「シナリオ」を提示する。
第1回のテーマは、「新日本型経営」製造業の現場を支えてきた、上司と部下が一体となったチーム力や課題をクリアするまであきらめない技術者魂…。そうした日本の強みであった「現場力」を1990年代以降失ってしまったという反省から、「日本型経営」を再び見直そうという動き出始めている。さらに、環境や研究開発の分野においては、かつて大企業を下から支えてきた存在だった中堅・中小企業が、様々な業種の大企業と結びついて「ケイレツ」に変わる新しい企業ネットワークを築き上げようとしている。日本の強さを最大限引き出すためリーダーは何をすべきなのか、どんな組織が求められているか、自信を失った現場の人たち自身はどう変わるべきか、21世紀に勝ち残る「新日本型経営」とは何かを提示する。

放送を終えて

ディレクターとしてドキュメンタリー一筋でやってきた私が、解説委員を兼務するようになって1年、幸運にもNスペ「メイド・イン・ジャパン 逆襲のシナリオ」の第1シリーズ(去年10月放送)、第2シリーズに、プロジェクトチームの一員として関わることができた。
今回の番組で取り上げた事例に、自動車メーカー・マツダの「一括企画」という組織改革があった。開発部門や生産部門など異なる部署のメンバーが、ひざ詰めで一体化しながら自動車づくりを進めていくというスタイル。実はこれ、もともと日本のものづくりの強みだった、ということを私自身がスタジオで解説したのだが、解説しながら頭の中に思い浮かべていたのは、まさに今回の番組制作プロジェクトチームそのものだった。Nスペ担当部署のメンバーをはじめ、マツダを取材した広島局、パナソニックを取材した大阪局、そして制作局の各部署からもディレクターが参加、アナウンス室からは上田早苗アナウンサーが加入し、参加部署は多岐にわたった。そこに技術陣や外部のスタッフ・出演者も加わり、第2回の制作チームの力も借りながら、ひざ詰めで一体化して番組を作り上げていった。
マツダの開発技術者が生産技術者の意見を取り入れ、設計変更を行ったというエピソードを番組で紹介した。部署横断型チームの成否を決するのは、各メンバーが出身部署の利益代表にならず、プロジェクト成功のために何が大切かという1点から行動できるかどうかにかかっているということを、このエピソードからあらためて教えられた。省みて、番組で企業組織のあり方を論じている私たち自身が“縦割り”だったなら目も当てられない恥ずかしさだが、そうではなかったことにホッとしている。
ドキュメンタリー番組ならディレクターは一人で十分だ、などと長年カッコをつけてきたが、こういう気持ちのよい「一括企画」型チームで、またぜひ番組を作りたいものだ。

ディレクター 兼 解説委員 片岡 利文 

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