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放送内容

経済

メイド・イン・ジャパン 逆襲のシナリオⅡ
第2回 新成長戦略 国家の攻防

初回放送

総合 2013年5月12日(日)
午後9時00分~9時58分 総合

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製造業の逆襲のシナリオを考えるシリーズの第2回は「国の政策」に焦点をあてる。グローバル競争が激しくなる中、企業の競争力を高める支援を国がいかに行うか、そのあり方が極めて重要になっている。それを物語るひとつの例が、かつて「産業のコメ」と言われた半導体産業だ。世界に負けない高い技術力を誇っていた日本メーカーに対し、アメリカ、韓国、台湾は独自の政策で対抗し、日本の競争力を奪ってきた。こうした中、経済産業省では「この5年が最後のチャンス」と危機感を強め、3Dプリンターや介護・医療ロボットなど「成長分野」の戦略立案に走っている。いずれも欧米の企業が国の政策の後押しを受け、攻勢をかけているものだ。さらに、日本の強さを支える中小企業の海外展開も支援しているが、「中小企業の成長」に力を入れる韓国との競争が激しくなっている。日本企業が「新日本型経営」による逆襲を模索する中、国はそれをどう後押しすればいいのか、考える。

放送を終えて

この番組では、日本の製造業の課題と今後進むべき道を、企業の現場だけではなく「国の政策」にスポットをあてて探りました。私たちディレクターにとって、霞ヶ関の官僚たちは情報取材やインタビューのために一時的に接触することはあっても、長期間密着する機会はあまりありません。飛び込んでみた経済産業省には、城山三郎さんの小説『官僚たちの夏』を彷彿(ほうふつ)とさせる“熱”を持った官僚たちがいました。高度経済成長から“失われた20年”を経て追う立場から追われる立場になった日本。かつてのように欧米という先行者がいて進むべき道が見えている時代ではありません。何を目指すのか、どこに向かうのかを自ら考えなければいけない状況に直面しています。取材を進める中、新たな成長分野を見出して優位に立とうとしのぎを削る各国の戦略を知るにつけ、政府・政策の役割の大切さを改めて強く実感しました。「課題先進国」日本。山積みの問題の中に潜む可能性とチャンスの芽を育てるために、官僚のみなさんにしかできないことがある。がんばってほしいとエールを送るとともに、その責任を全うしているのか、今後も自分なりに取材していきたいと思います。

ディレクター 曽根峰人

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