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放送内容

社会

新宿"人情"保健室
~老いの日々によりそって~

初回放送

総合 2014年9月7日(日)
午後9時00分~9時49分 総合

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新宿の団地の一角にひっそりとある「保健室」。看護師やボランティアが常駐し、病院では聞けないちょっとした体の不安や在宅での介護などについて悩みを抱えるお年寄りたちが相談に訪れる。保健室が出来て既に3年。毎年700人近くのお年寄りが利用し、“都会の限界集落”に向き合ってきた。核家族化の走りとして団地に入居し、今では子供も独立して老老介護や一人暮らしの状態にあるお年寄りたちが急増。漠然とした日々の不安や老いへの恐れ、治療が出来ずに在宅に切り替わったものの死を迎える心構えが出来ない苦しみを抱える。スタッフは、悩みの軽重を問わずお年寄りに寄り添い、哀しみ・不安・喜び・怒りを見つめ、一人一人に合った余生をレイアウトしていく。医療や介護だけでは踏み込めなかったレベルまで深くコミットすることで、最期の瞬間まで「人生を充実」させることに心を砕く。カメラはお年寄りたちとスタッフの喜怒哀楽の日々を記録。日常のドラマを紡いでいくことで、現代日本の“老いの現状”とそれでも前向きに捉える生き方を見つめる。

放送を終えて

番組放送後、嬉しい感想を頂きました。「夫婦ふたりで見て、番組視聴後、老後について語る機会を自然と得た。」「郷土の祖母に無性に手紙を書きたくなった。」「ひとり暮らしをする80代の父親が直面する老いへの不安を今更ながら想像した。」などなど。番組が、他人事ではなく自分自身の問題として、自分の、または大切な人の「老いや死」について考えてもらうきっかけになったのではと感じることができた声でした。撮影中にカメラマンと、番組を見てくれた人がついつい実家に電話してもらえるものになったらいいねと話していたので、その想いが少しは伝わったのではと嬉しい気持ちになりました。
今回紹介した保健室はとても小さくて地道な活動ではありますが、超高齢社会を迎えた日本の未来をどうするべきかという大きすぎる課題を解決するためのヒントとなると感じています。「老いや死」に対するひとりひとりの想いや、互いに支え合うことの大切さを見つめ直し、世の中が少しでもよくなるきっかけのひとつに、番組がなってくれていればと願っています。

(ディレクター 小池耕自)

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