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放送内容

災害

シリーズ阪神・淡路大震災20年
第2回
都市直下地震 20年目の警告

初回放送

総合 2015年1月18日(日)
午後9時00分~9時49分 総合

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シリーズ第2回は、都市直下地震を引き起こす「活断層」の脅威に挑んできた科学者たちに焦点をあてる。
あの日私たちは、平穏な暮らしを突然、一瞬にして破壊する、直下型地震の脅威を突きつけられた。次の直下型地震は「いつ」「どこで」起きるのか、科学者たちはその謎を解明しようと、国を挙げた態勢で、動き出した。地表に姿を現した淡路島の野島断層。同じような危険性のある断層を、全国で110本特定し、次の地震が起きる予測確率もはじき出した。しかし、謎は残されたままだ。淡路島と違い、活断層の痕跡が見つからなかった神戸。今も、都市を破壊した活断層がどこにあるのか、結論は一致していない。また、この20年で相次いだ直下型地震のほとんどは、110本の活断層以外で発生し、私たちの期待を裏切り続けてきた。「いつ」「どこで」を明らかにするのはほど遠いのが現実だ。一方、活断層が生み出す揺れは、数々の地震被害の経験から解明が進んできた。そこから見えてきたのは、近年急増する超高層ビルにも弱点があることだった。
この20年、科学者たちは何を思い、今何に挑もうとしているのか。そして私たちはどう備えていけばよいのか、検証する。

放送を終えて

阪神・淡路大震災は、活断層が都市を一瞬で崩壊させることを、私たちに知らしめました。その後、次の直下地震に備えようと国を挙げて行われてきた活断層の研究。何がどこまで明らかになり、何が課題として残っているのか。研究の等身大の姿を知り、ありのままに伝えたい、と考えたのがこの番組の出発点です。
取材を進めると、研究者が口を揃えて言うのが、活断層研究についてはまだまだ課題が多いということでした。「科学者としては悔しいが防災に役立つレベルからは程遠い」。研究者が危機感を持って告白する現状を、震災から20年を経た今、伝えなければならないと考え、番組の企画を練りました。
これまでの番組では、最先端の研究成果を伝えることが多かったのですが、今回の番組は「分かっていない」ということをどう伝えるかが大きなテーマとなりました。制作者としての挑戦でした。
活断層研究の現状を伝えることが、次の大地震への備えを考えるきっかけにつながれば・・・20年という節目に発信したかったメッセージです。

(大阪放送局・報道部ディレクター 中村光博)

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