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放送内容

政治

変貌するPKO
現場からの報告

初回放送

総合 2017年5月28日(日)
午後9時00分~9時49分 総合

関連ジャンル

  • 政治
  • 国際

南スーダンで国連のPKO活動に派遣されている陸上自衛隊が、5月末までに撤収することが決まった。治安情勢が悪化する中で、様々な活動を行ってきた自衛隊。その活動を振り返ると、施設部隊としての実績とともに、PKOが直面する「課題」や「任務の変化」がみえてきた。
世界中で展開するPKOは、いま大きな分岐点を迎えている。これまで「停戦監視」や「国づくり支援」が中心だったのに対し、今やテロ組織の脅威にも対応しなくてはならず、任務は長期化。住民や国連職員を守るための「戦闘も辞さない文民保護」が求められるようになった。
そうした中、オランダはPKOから一部の部隊を撤退。アメリカも「アメリカ第一主義」を唱えるトランプ大統領のもと、国連の活動への関与を弱めつつある。しかし一方で、中国は、アフリカPKOに積極的に派遣するなど、存在感を増している。
いったいPKOはこれからどうなっていくのか。日本は、世界は、それにどう向き合おうとしているのか。自衛隊や世界各国の活動を検証しながら、国際貢献のありかたを探っていく。

放送を終えて

今回の取材で見えてきたことのひとつは、各国に比べ、日本の情報公開に対する意識が低いという事実でした。オランダなどの先進国だけでなく、中国やルワンダもPKOの戦闘場面の映像を公開していました。一方で、日本政府は、映像はもとより、南スーダンで武力衝突による被害を受けていたという事実さえも(放送時点では)公表していません。「法的な戦闘行為はない」として自衛隊を派遣し続けていました。命の危険と隣り合わせで、武器使用の瀬戸際にも立たされていた隊員たち。今回、一部の隊員がリスクを冒して取材に応じたのは、任務の実態が、公にされていないことへの強い疑問からでした。
 対してオランダは、PKOの実態を公開して、派遣の「意義」と「リスク」を徹底的に議論しています。国民ひとりひとりが、派遣の是非をめぐる判断に関わっているという意識を持っていました。
 「危険度の高い現場に自衛隊を派遣するならば、せめて、その覚悟は持ってほしい。」自衛隊員の1人が語っていた言葉です。


ディレクター 横里征二郎

予告動画

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