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メイド・イン・ジャパン 逆襲のシナリオ 片岡解説委員に聞く 見どころQ&A

総合 第1回 岐路に立つ“日の丸家電” 10月27日(土)午後9時00分〜10時13分

総合 第2回 復活への新戦略 10月28日(日)午後9時00分〜9時58分

かつての隆盛から一転、危機を迎えている日本のものづくり産業。
その転落の理由はどこにあるのか。
NHKスペシャルでは、
家電メーカーを中心に日本の企業のこれまでのあり方と、未来を見据えた戦略を取材。
番組制作に携わったディレクター兼、解説委員の片岡利文さんが
2夜連続でお送りする番組の見どころを
「ものづくりニッポン復活」へのヒントを交えながら紹介します。

ディレクター、NHK解説委員 片岡 利文

----今回、日本のものづくりにスポットを当てたのはなぜですか?

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今年3月の決算で日本の家電メーカーは大幅な赤字を出しました。特にシャープは台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業との提携に影響を及ぼしかねないほどの厳しい状況にあります。日本のものづくりは、いま危機に立たされているのです。

こうした危機を打開すべく、ソニーでは今年4月に就任した平井一夫社長のもと、改革を進めています。新リーダーは、何を問題ととらえ、その問題を克服するためにどのような戦略を実行しているのか。

平井社長の密着をはじめ、1995年から10年間ソニーのトップを務めた出井伸之氏、さらにソニー黄金期を支えた技術者たちへの取材を通して、日本のものづくりが落ち込んだ理由と、これからの課題に迫り、ものづくりニッポン復活のヒントを探っていきます。

----第1回のテーマは「日の丸家電」ということですが。

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ベルリンで開催された国際家電ショーでスピーチするソニーの平井一夫社長

今回は日本のものづくりにデジタル化が何をもたらしたのかを探っていきたいと思いました。そうすると、注目すべきはやはり家電、電機の分野なんですね。

ソニーで言えば、ウォークマンがかつて一世を風靡しましたが、今やアップルのアイポッドが市場を握っています。また、液晶テレビのトップメーカーだったシャープはサムスンというライバルに圧倒されています。

こうしたライバル企業の姿を合わせ鏡とすることで、日本企業の実情や問題点、今後の課題などを浮き彫りにできればと思っています。

----日本の家電メーカーの新しい試みのようなものも 盛り込まれているのでしょうか。

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インタビューに答える出井伸之元会長

韓国メーカーに圧倒されていた新興国市場での巻き返しです。

これまで、日本のメーカーは主に日本人向けに製品を作り、その性能の良さから先進国を中心とする海外でも高い評価を受けてきました。一方、まだ所得が低い新興国市場には、あまり目を向けてきませんでした。

2008年のリーマンショックで先進国の市場が冷え込んだのを受け、ようやく新興国の人々の好みを分析し、ニーズに沿った製品を作るという試みに本腰を入れ始めたのです。実は、そのニーズの多くは、手持ちの技術で叶えられるのです。

日本メーカー側の都合で技術を売り込むのではなく、相手国の立場からビジネスを立ち上げれば、手持ちの技術の使い方にも新たな知恵がでる、ここにビジネスの勝機があるのではないかと思いますね。

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