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緒方貞子 戦争が終わらない この世界で 総合 8月17日(土)午後9時00分~10時29分

難民の救済に奔走してきた緒方貞子さんが、さまざまな局面でいかんなく発揮してきた決断力と行動力、そして思いやりや勇気はどのようなものだったのか。また、その力はどんな形で彼女の中に芽吹き、息づいてきたのか。担当ディレクターに番組のみどころを含め、制作秘話を語っていただきました。大型企画開発センター チーフ・ディレクター 小山靖史

過去を振り返り、人生を総括

緒方さんをNスペで取り上げようと考えたのは、2012年3月に緒方さんが国際協力機構(以下、JICA)の理事長を退任されたことがきっかけです。ひたむきに前を向いて走り続けてきた緒方さんに、区切りとして過去を振り返っていただくことが出来るんじゃないか?という可能性を感じ、企画を打診するに至りました。また、緒方さんは30代のころから学者として満州事変を徹底研究している側面もあり、実に長い間“戦争”と関わり続けていらっしゃいます。それも踏まえ、Nスペの終戦関連番組として、“戦争”というキーワードで彼女の人生を現在まで総括していただけるタイミングでもあるのかなと思ったのも今回企画を立ち上げた理由のひとつです。

関係者が語る、緒方さんの“ケアリング”とは?

本格的な取材がスタートしてからは緒方さん本人に、合わせて10時間を越えるインタビューにご協力いただきました。また、とにかくエピソードを拾いたくて、緒方さんの人生の各ステージで関わりのあった50名以上の方々にお話を伺っています。

そこで興味深かったのは、緒方さんが1991年から10年間、国連難民高等弁務官としてトップを務めた国連難民高等弁務官事務所(以下、UNHCR)の外国人の部下やスタッフたちが、緒方さんについて「彼女の持つ一番大事なところは“ケアリング”」と口を揃えて話したこと。おそらく、難民や戦争の被害者、犠牲者ひとりひとりの立場に立って、彼らの救済に尽力する緒方さんの姿を見たからこその言葉でしょう。この“ケアリング”を日本語に訳す場合、ニュアンス的にとても難しいのですが「思いやり」という言葉が該当します。しかし、お話を伺った関係者の皆さんが緒方さんを語る“ケアリング”は、いわゆる日本人の考える「思いやり」では表現し切れないように感じました。大きくいえば母性のようなものでもあるのかなと。

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