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新・映像の世紀

21世紀の今、再び記録映像から追体験する歴史

1995年に放送され、大きな反響を呼んだ「映像の世紀」。あれから20年、新たに発掘された貴重な映像の数々で再び歴史を追体験する「新・映像の世紀」が、10月から6回シリーズでスタートしました。「映像の世紀」デジタルリマスター版もBS1で再放送、いずれも多くの反響をいただいています。そこで、今も多くの人々に強烈な印象を残す第1シリーズを制作した当時の河本哲也制作統括に「映像の世紀」誕生秘話、そして新シリーズへの期待を聞きました。

〈特別インタビュー〉秘話も裏話もいらない!誰もが知っている歴史を映像で伝える 「映像の世紀」制作統括 河本哲也

初めて映像で見る歴史。時代感、空気感を!

「映像の世紀」という企画はどんなところからスタートしたのですか?
最大のポイントは1995年が映像の発明から100年目ということで、世紀末の企画としてスタートしました。19世紀の半ばまで情報を伝達する道具は絵画と活字しかありませんでした。それが20世紀になって、自分たちの過去の歴史や未知の世界を動く映像で見ることができるようになったのです。映像の世紀に入った20世紀、カメラマンはまず何を撮ったのか。それは世の中に何をもたらし、どう絡み合っていったのか。映像が記録していくという作業に、いったいどういう意味があるのか。世界各地から集めたアーカイブス映像を全面に押し立てた番組作りをしようと決めたのです。
資料映像をメインに置いたという点で、通常のドキュメンタリー番組とは異なるスタイルでしたが、それは最初から意図されたことですか?
映像をフルに使わなければ意味がないので、歴史の秘話とか裏話はいらない。動脈の部分、誰もが知っている中高生の歴史の教科書に出ていることだけでいい。その時がどんな時代だったのか。初めてムービーで見せられるのだから、その時代感、空気感を見せることが第一義だと決めました。
専門家による解説や分析、体験者などのインタビューもありませんでした。
テレビはビジュアルだということを大切にすべきだと考え、それまでのドキュメンタリー番組のような分析、解析ということを遠のけました。ビジュアルな紙芝居のようにしようと決めてインタビューを禁じ手にしたのです。ただ、当時の日記、演説の記録など活字ドキュメントはフルに利用。時代の空気感なり現場感を伝えようと決めてスタートしたのですが、走りながら考えたというほうが正しいかもしれません。
実際のロケもほとんどなし。ディレクターは自分の足で稼いで撮影してきた成果に愛着を感じるのでは、と思いますが、アーカイブス映像と朗読だけという構成に、スタッフから反対はなかったのですか?
もちろん企画段階では批判もありました。CGが進化している時代にモノクロで雨の降るような映像を誰が見るのか。内容も第一次世界大戦や第二次世界大戦など、みんな知っていることではないか、というのです。しかし多くはイメージで知っているつもりになっている。そんな人たちの目をちょっと覚まさせるのもテレビの役割かもしれないし、何も知らない人の入り口をトントンと叩いてみるものなのかもしれないという姿勢でした。
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