食材リスト

2016年05月22日 放送 まんまるで甘い小タマネギ ペコロス (愛知・知多市)

ペコロスは直径3〜4センチほどの小さなタマネギ。フランス料理のメインディッシュに付け合わせとして添えられたり、ビーフシチューに使われる食材。キロ単価はタマネギの10倍。特別なタマネギの品種ではなく、新タマネギとして栽培される品種を通常の約3分の1の間隔で密植して小さく育てます。上下を切るだけで丸ごと調理できるので、糖質やうま味の成分がほとんど外に出ません。そのため、濃厚な甘味とうま味を味わう事ができるのです。愛知県知多市の日長地区は日本で最も歴史のある名産地。収穫・出荷の時期にタレントの渡辺早織さんが訪ね、そのおいしさの秘密に迫りました。

うまいッ!のヒミツ

  • タマネギの苗を通常の約3分の1の間隔で植えつけてひと口サイズに育てるペコロス。等間隔に植えつけないとサイズにばらつきがでます。そこで鉄の枠に杭がついた道具で畑のあぜに植える穴を等間隔できっちり開けます。道具は生産者が考案したもので、一度に72個の穴があけられて、取っ手がついているのでかがまずに楽に効率よく作業が出来ます。

  • ペコロスにはタマネギと違う肥料を与えます。タマネギの肥料はチッソが多く、葉がよく伸びます。これを狭い間隔で植えつけるペコロスに与えると、葉が伸びすぎて風通しが悪くなり、病気になりやすくなるからです。しかし、与える肥料の量はタマネギの8割ほど。小さな玉に栄養をたっぷり与えて、甘くてうまみが濃いペコロスになるのです。

食材ハンター

渡辺早織(タレント・女優)

まん丸で小さいたまねぎペコロスは生で食べても甘くてみずみずしく、素揚げにするとフルーツの様な濃厚な甘味うま味が味わえます。ペコロス栽培は小さな畑で力仕事もいらず、女性や高齢者でもはじめられると思いました。新規就農した、農業女子が産地に刺激をもたらし、ベテランと交流して生産してる姿に産地の未来を感じました。

柴田拓アナウンサー(名古屋局)

新しいタイプのタマネギがあると聞きつけ、食品メーカーの千葉県内の研究所を訪ねました。そこで出会ったのは、なんと、切っても涙が出ない、生で食べても辛くない、信じられないタマネギでした!調理の仕方、食べ方のバリエーションが広がりますね。研究者の皆さんのあくなき挑戦に、頭が下がります。

生産者

永井静雄さん

勤め先を定年退職してからペコロス栽培を始めて10年。農家だった父親の畑・15アールで年間3トンのペコロスを生産する。まん丸でひと口サイズの甘ーいペコロスを生産するために特製の道具を作るなど様々な工夫を凝らしている。日長ペコロス生産組合の組合長を務める、リーダー的な存在です。

専門家・ゲスト

西村弘行さん

北海道にある北翔大学学長。農学博士。名古屋大学大学院を卒業、産地にゆかりのあるタマネギ博士。タマネギだけでなく、ユリ科ネギ属の植物にも精通していて、食品の機能性成分研究の第一人者。農業6次化アドバイザーも務め、実業家の顔も持つ。北海道科学技術審議会副会長、北海道大学創成研究機構評価委員会委員長などを兼職。

お問い合わせ情報

番組で紹介した「ペコロス」については
NHKふれあいセンターまで
電話:0570-066-066

IP電話等のお客様で上記のナビダイヤルがご利用になれない場合には
電話:050-3786-5000へおかけください。

※生産者のペコロスを指定して購入することはできません。


ごちそうレシピ

ペコロスの素揚げ