2010年79日(金)

赦すことはできるのか
~南ア 真実和解委員会の記録~ 

1985年に起きた黒人活動家の殺害事件。アパルトヘイト反対運動の中心的な役割を果たしていた2人の男性が別の2人の仲間とともに無惨な焼死体で見つかった。加害者のエリック・テイラーらは公開の場ですべての真実を告白することを条件に、4人の妻たちに和解を求める。しかし彼らの告白は妻たちに新たな苦痛を与えるものだった。4人は殴り倒された後、ガソリンをかけられ火を放たられたのだった。テイラーは、当時は社会を安定させるための必要な任務だと考えていたと語るが、市民を守る立場にありながら、彼らを惨殺したことを深く悔やむ。

アメリカ人の留学生エイミー・ビールが、抵抗デモの最中に黒人の若者モンゲジ・マンキナに刺殺された事件では、エイミーの両親は、娘が南アフリカが人種差別のない平等な社会になって欲しいと願っていたことから、和解を受け入れる。モンゲジの母親は娘を失った両親のことを想い、涙に暮れる。

そして1986年に7人の黒人青年がテロリストの汚名を着せらて殺された事件では、7人の母親たちが事件の真相を明らかにするために立ち上がる。この殺害に加わった当時は警察官だった黒人男性が和解を求めて名乗り出るが、母親たちは容易には受け入れられない。哀しみの叫びと涙が渦巻く対話の最後、一人の母親が言う。「この憎しみを抱えたまま生きていくことはできない。あなたを赦したい。」

原題
Long Nights Journey into Day
制作
Iris Films (アメリカ 2000年)
初回放送
2008年11月25日(火)午後9時10分~
再放送
2008年12月9日(火)午前10時10分~
2009年9月5日(土)午前10時10分~
2010年5月27日(木)午前0時00分~
2010年7月9日(金)午前10時00分~

※放送日時及び放送内容は変更になる可能性があります。最新の放送予定はNHK番組表よりご確認ください。