2008年226日(火)

アルジェリア インターネットで“女性は強くなる” 

アルジェリアの地方都市コンスタンティーヌに住む女子大生のシャヒネーゼは、女性が社会のさまざまな局面で、男性より低い地位に置かれていることに疑問を抱いている。そこで、アルジェリアの人権委員会の弁護士や女性議員の元を訪ねるが、実はアルジェリアの家族法は憲法違反だが、イスラムの戒律であるシャリア法との整合性を取るために現行の形になっていると説明を受ける。

納得がいかず、シャヒナはインターネット電話を使って、世界中の人たちと対話をはじめる。カリフォルニアに住む同世代の女性は、将来の夢は家族そろって日曜に教会に行くことだと語り、シャヒネーゼは意外に思う。また、インドのジャーナリストの女性からは、インドでは女性は知性の神と崇拝される一方で、多くの女性が家庭内暴力に苦しんでいる現実を聞かされる。

番組のクライマックスは、世界トップクラスの女性2人との対話。カトリックの影響が強いアイルランドで、90年代に大統領まで務めたメアリー・ロビンソンは、女性が銀行口座さえ持てなかった国での自らの闘いがいかに大変だったかを語る。シャヒネーゼと同じアラブ世界のバーレーン出身で、国連総会第61代議長を務めたハヤ・ラシェッド・アル・ハリファからは、女性の地位を国際水準まで引き上げるにはどうすればよいか助言をもらう。

アルジェリアとは社会制度も文化も異なる世界中の女性との対話を通して、シャヒナは、平等な家族法の制定が、男女同権の基本だという意識をいっそう強める。同時に、この先も自分の信念に基づいて生きていくことを固く誓う。

原題
Chahinaz : What Rights for Women?
制作
Article Z (フランス 2007年)
初回放送
2008年2月19日(火)午後9時10分~
再放送
2008年2月26日(火)午前10時10分~

※放送日時及び放送内容は変更になる可能性があります。最新の放送予定はNHK番組表よりご確認ください。