2010年618日(金)

ウガンダ マラリアと闘う 

マラリアで亡くなる人は毎年、世界で100万人。そのうち9割がアフリカの人たちだと言われている。ウガンダでも全土にマラリアが蔓延しているが、医師の数が足りず多くの子供たちが死んでいる。
そうした中、活躍しているのが地域医療ボランティアだ。マラリア予防や治療の基礎的な知識を持ったボランティアが地域を回り、マラリアにかかった子供たちを診断し、投薬するというシステムだ。ウガンダでは5才以下の子供たちはマラリア治療薬を無料でもらうことができる。しかし、地方に暮らす子供たちにはその機会は無い。そこで、地域医療ボランティアが薬を持ち地域を回り、マラリアにかかった子供たちに素早く投薬するのだ。
マラリア治療薬をウガンダで作ろうという試みも始まっている。しかし、ライセンスの問題が障害となっている。工場を経営するモハメッドは、「技術も生産のための資金もある。なんとかライセンスを得て、大量に薬を作りウガンダの人たちに配りたい」と訴える。
アルテメシアという薬草の栽培も注目されている。アルテミシアは漢方薬としても使われている薬草で解熱効果があり、その成分はマラリア治療薬の原料ともなる。栽培は貧しい農民に現金収入をもたらし、自家用の薬にもなるという一石二鳥。農場主のカバセケさんは手広くアルテミシアの栽培を手がける。近所の仲間に苗を分け、栽培技術を教える。仲買人と交渉を重ね、独自の販路も確保した。自ら子どもをマラリアで亡くし、そんな悲しい思いをする親を減らしたいと願っているのだ。
厳しい環境の中で暮らしながら、同胞のためにマラリアを克服する闘いに挑む、ウガンダの人たちの姿を追う。

原題
The Plant that Cures Malaria
制作
Rockhopper Television (イギリス 2009年)
初回放送
2009年12月11日(金)午後9時10分~
再放送
2010年1月15日(金)午前10時10分~
2010年6月18日(金)午前0時00分~

※放送日時及び放送内容は変更になる可能性があります。最新の放送予定はNHK番組表よりご確認ください。