2010年1128日(日)

インティファーダ NY(ニューヨーク)
~アラビア語学校開設の波紋~

2007年8月、アラビア語教育を行う公立学校の開設準備がニューヨークのブルックリンで進んでいた。アメリカで初めての試みだ。イエメン系アメリカ人の女性が校長に就任し、9.11同時多発テロ以降にアラブ人が置かれた“社会からの断絶”を解消しようと、学校開設の実現に全力を注ぐ毎日だった。
そうした中、“Intifada NYC”というロゴの入ったTシャツの販売に、校長が関与しているとの疑惑が持ち上がる。「インティファーダ」はアラビア語の原義は「払いのける」だが、狭義ではパレスチナ民衆の蜂起、反乱を指す語で、暴力的なイメージを含んでいる。発言を歪曲されて新聞に掲載された校長は、“テロリスト養成を目論むイスラム過激派の教育者”というレッテルを貼られ、辞任に追い込まれる。
一方、アラビア語学校の火を絶やすまいと、ブルックリンの区長やユダヤ教を含むさまざまな宗教、宗派の教会が校長の支持を表明する。校長自身も新聞による歪曲があったことを明らかにし、解雇された市教育局への復職を求め法廷に出る決意をする。
番組は、9.11同時多発テロ以来、今もくすぶり続ける反アラブ、反イスラムの風潮と、そうした現状を打破し、人種差別のない社会を作ろうとする草の根の動きを追う。

原題
Intifada NYC
制作
Brooklyn Vitagraph Company (アメリカ 2009年)
初回放送
2010年11月24日(水)午前0時00分~
再放送
2010年11月28日(日)午前10時00分~

※放送日時及び放送内容は変更になる可能性があります。最新の放送予定はNHK番組表よりご確認ください。