2019年11月11日(月)
ベルリンの壁崩壊から30年。秘密警察が支配する厳しい監視社会に生きた旧東ベルリン地区の人々を取材。街に残る分断の痕跡をたどり、そこで何が起きていたかを描く。
東ドイツの秘密警察シュタージは、膨大な数の民間諜報員を置き、子供の通学路や自宅の家具の配置に至るまで市民のプライベートな情報を秘密裏に記録していった。西側への逃亡を阻止するため壁の周りには二重三重の障害が設けられる中、地下にトンネルを掘って脱出を図る市民も現れるなど、シュタージと市民の攻防は続いた。収容所に収監された女性や市民への諜報記録の存在を突き止めたジャーナリストなどの証言で当時を振り返る。
※放送日時及び放送内容は変更になる可能性があります。最新の放送予定はNHK番組表よりご確認ください。