NHKコンクール受賞番組

2010.5.28

放送文化基金賞でNHKの作品が本賞などを受賞

コンクール概要

第36回放送文化基金賞

東京(日本) (2010年7月1日)

ハイビジョンふるさと発
「嵐の気仙沼 ~港町の特別な一日~」
2009年10月17日 43分

テレビドキュメンタリー番組部門

本賞

台風が三陸沖に接近すると、100隻以上の漁船が一斉に避難してくる港、宮城県気仙沼。ふだんは静かな港町が、避難してきた漁船で埋め尽くされ、昭和の時代のような熱気に包まれる。久々に陸に上がった漁師たちは“大切な人”のもとに駆けつけ、さまざまな人間模様を繰り広げる。嵐の気仙沼を舞台に、漁師と港町の人々の一昼夜限りのドキュメントを追う。

制作者から

NHKスペシャル
「日本海軍400時間の証言
第2回 特攻“やましき沈黙”」
2009年8月10日 59分

テレビドキュメンタリー番組部門

番組賞

太平洋戦争の開戦の鍵を握り、戦争中は絶大な権力を持った大日本帝国海軍・軍令部。
『軍令部』の元メンバーたちが中心となって秘密裏に集まっていた、「海軍反省会」と呼ばれていた会合がある。
このシリーズは、この会合を記録した400時間に及ぶ音声テープをもとに、これまで闇に包まれていた『軍令部』の実態に迫るドキュメンタリーである。
第二回は、人の体を兵器代わりにして体当たりする”特攻作戦”を取り上げる。
これまで現場将兵の熱意から始まったとされてきた作戦であるが、海軍反省会のテープは、特攻作戦の一年以上前から『軍令部』が現場の熱意とは別に、組織的に計画、特攻兵器を作り続けてきたことを赤裸々に語る。

制作者から

NHKスペシャル 
「証言ドキュメント 永田町・権力の興亡」 
第1回 1993-1995 
“政権交代”誕生と崩壊の舞台裏
2009年11月1日 68分

テレビドキュメンタリー番組部門

番組賞

「55年体制」に代わる「新たな政治」模索の道のり。権力をめぐるドラマを、小沢一郎へのロングインタビューをはじめ、中枢にいた20人を超える政治家たちの生々しい証言でつづる3回シリーズ。第1回は「16年前の政権交代」。自民党を離党した小沢が仕掛けた細川政権成立のドラマ。短命に終わった“ガラス細工の政権”の内実。そして自民党・執念の政権奪還劇…。道のりの始点、10か月の政権攻防に迫る。

制作者から

BS特集 民衆が語る中国・建国60年 
「第1章 新中国誕生」
「第2章 人民公社と大躍進の時代」
2009年10月13日、14日 各49分

テレビドキュメンタリー番組部門

番組賞

建国60年を迎えた中国。建国当時の想像をはるかに超える大変ぼうを遂げた。一般民衆は、往時をどう振り返り、現在の中国に何を思うのか。彼らの生々しい証言を重ね、建国前後の激動の時代を描く2回シリーズ。第1章では、共産党と国民党が主導権を争った国共内戦当時、民衆は何を考え、どう動いたのか。新国家樹立後、急速な復興が成されていく新たな時代の到来に、民衆はいかなる夢と期待を抱いたのか。証言で記録する。第2章では、建国後の1958年に毛沢東の提唱で農業の集団化が断行された人民公社の時代と、餓死者4000万人という史上空前の惨劇を生んだ大躍進の時代をどう生き抜いたのか、言葉少なに語り始めた民衆の証言をつづる。

制作者から

阪神・淡路大震災15年 特集ドラマ 
「その街のこども」
2010年1月17日 73分

テレビドラマ番組部門

本賞

2010年1月16日、新神戸駅で偶然知り合った勇治(森山未來)と美夏(佐藤江梨子)。ふたりには、誰にも言えず、抱え続けてきた震災の記憶があった…。震災15年目の朝を迎えるまでの一晩の神戸を舞台に“語れずにいた想(おも)い”が不器用にあふれだす。脚本は映画「ジョゼと虎と魚たち」の渡辺あや。神戸で学生時代を過ごした渡辺、子どものころに震災を体験した森山未來と佐藤江梨子が、リアルな感情で挑む。

制作者から

広島発ドラマ 「火の魚」
2009年7月24日 53分

テレビドラマ番組部門

優秀賞

島に閉じこもって独り暮らす小説家、村田。かつては都会に住み、ベストセラーを連発した流行作家だが、10年前に郷里の島に戻った。大きくて真っ赤な金魚をかわいがっている以外は、誰とも交わらない、偏屈モノだ。村田の原稿を受け取りに島に通ってくるのは、東京に住む女性編集者、折見。はじめは折見を疎ましく思い、折見と丁々発止のバトルをしていた村田だったが、しだいに折見が来るのを心待ちにするようになる。
ある日村田は、小説の装丁に金魚を使おうと思いつき、魚拓を取る作業を折見に命じる。折見は固辞するが、ついに、燃えるような魚拓を完成させ、それっきり姿を消す。
出版社の上司は、意外な事実を村田に告げる。折見はガンを発病し、手術のために入院した、と。数年前に治ったと思われた癌が、再発したのだ。村田は、矢も盾もたまらず、10年ぶりに折見に会いに東京へ向かう。
生きる意味と人を思う心を忘れてしまった孤独な老人と、残された時間を慈しむように生きる女性が紡ぐ、“いのち”の物語。

制作者から

連続人形活劇 「新・三銃士」 
第21話 銃士への道のり
2010年1月15日 20分

テレビエンターテインメント番組部門

番組賞

三谷幸喜脚色の連続人形劇・第21話。今回は、第1部(第1話から20話)の総集編。国を守る立派な銃士となることを目指すダルタニアンが、パリの町で腕利きの剣士「三銃士」と出会い、一人前の銃士に成長するまでの出来事をダイジェストで紹介する。三銃士のひとり・ポルトスの奥さん(?)が初登場!

制作者から

FMシアター 「かわり目 ~父と娘の15年~」
2010年1月16日 50分

ラジオ番組部門

優秀賞

阪神淡路大震災で妻を失った吾郎(橋爪功)は、15年経った今でもまだ、妻の死に向き合うことができない。一人娘の晴美(木南晴夏)もまた、震災以来母の死について話すことはなかった。互いを思いやりながらも、大切なことが話せないでいる父と娘……
 ところが、晴美が妊娠し、シングルマザーになると言い出したことから事情は一変。お腹の子の父親も加わっての大騒ぎの中から、やがて、結婚に踏み出せない晴美の本音が漏れ始める。
お互いに心の奥をさらけ出し、吾朗と晴美は新しい家族のつながりを模索してゆく。奇しくも震災15年目前日の1月16日。それはこの父娘にとって、過去を乗り越え、これまで目を向けることのなかった「明日」を考え始める”かわり目”となった。

制作者から

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