NHKコンクール受賞番組

2011.5.23

NHKの7番組が優秀賞、選奨を受賞したほか、22の番組が奨励賞を受賞しました。

コンクール概要

ギャラクシー賞

東京(日本) (2011年6月2日)

ETV特集
「枯葉剤の傷痕を見つめて
~アメリカ・ベトナム次世代からの問いかけ~」
2010年1月30日放送 89分

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テレビ部門

優秀賞

ベトナム戦争中アメリカが散布した枯葉剤の被害の取材を今も続ける一人の映像作家がいる。坂田雅子さん62歳。帰還兵で写真家だった夫グレッグさんを8年前肝臓ガンで亡くして以来、取材を続けてきた。坂田さんは今、アメリカのベトナム帰還兵の子どもへの枯葉剤の影響に注目している。ベトナムの戦場でアメリカ兵はその危険性を知らされず無防備に枯葉剤を扱い浴びていた。1990年代に入り、アメリカ政府は帰還兵とその子どもへの枯葉剤の影響を初めて公式に認めたが、その全貌は未だに明らかになっていない。坂田さんとともに自らの体験を語り始めた子ども世代への取材を行い、それを出発点に世代を越えアメリカとベトナムで今なお続く枯葉剤被害の実態を描いていく。

制作者から

ダーウィンが来た!生きもの新伝説
「アリューシャン クジラと海鳥 世界一の大集結」
2010年11月7日放送 27分30秒

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テレビ部門

優秀賞

日本から5000キロ離れたアリューシャン列島の海。夏のある日、1000万羽の海鳥と500頭ものクジラが怒濤のように押し寄せます。世界一の生きもの大集結は、人呼んで、アリューシャンマジック!生きもの達の狙いは、食べものとなるオキアミです。生きもの大集結の謎は、アリューシャン列島特有の地形と海洋条件が生み出すオキアミの大発生に隠されていました。世界初のスクープ映像の数々で、マジックの神髄に迫ります。

制作者から

ETV特集
「よみがえる戦場の記憶~発見 
沖縄戦600本のフィルム~」
2010年6月27日放送 59分

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テレビ部門

選奨

65年前、住民を巻き込んだ激しい地上戦が戦われた沖縄。その戦場を記録した600本のフィルムが見つかった。映像の中には、これまでなかった日本軍の秘密兵器の映像や、“戦争孤児”の学校、そして多くの沖縄の住民たちの姿が記録されていた。フィルムを沖縄各地で上映したところ、映っているのは自分だという人々が現れた。“集団自決”から逃れた直後の恐怖。住民の安全のためにアメリカのプロパガンダに協力した夫婦の悲しみ。自分の本当の名前さえ知らない“戦争孤児”の戦後。フィルムは、戦場の記憶を呼び起こすとともに、戦後の生きざまをも浮かび上がらせた。沖縄戦を記録した600本のフィルムをたどり、写された一人一人の沖縄戦と戦後の人生を見つめる。

制作者から

NHKスペシャル 
終戦特集ドラマ 「15歳の志願兵」
2010年8月15日放送 73分

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テレビ部門

選奨

昭和18年。海軍は航空兵不足の解消のため、全国の中学校(旧制)に甲飛予科練習生の志願者数を強制的に割り当てた。愛知一中の割当ては47人。しかし、名門校を自負する生徒たちは戦争を冷ややかに見ており、愛知一中の3年生・藤山正美もその一人だった。正美にとって、端艇部(ボート部)の親友・笠井光男と文学や将来について語って過ごす時間が何よりも大切だった。志願者の少なさに焦った軍部は、校長を通じて『時局講演会』を開き、生徒への指導強化を命じる。
正美の父・順一は同校の英語教師で、戦争に賛成ではなかったが、それを明確に口にすることはできなかった。7月5日、700人の生徒が集まった柔道場では、軍人たちが悲痛な戦争体験を話し、教師は名門一中の生徒として進んで戦場に行くべきだと語る。熱狂の中、お国のために役に立ちたいと使命感に目覚めた純真な生徒たちは、次々と志願を誓う。冷静に聴いていた正美までもその空気に飲み込まれ、「戦場に行く」ことを宣言した。

制作者から

ハイビジョン特集
「二人の旅路~日中 激動を生きた京劇夫婦~」
2011年3月1日放送 89分

テレビ部門

選奨

かつて中国有数の京劇スターだった夫婦の愛の物語。夫婦には秘密があった。妻が残留孤児だったことだ。やがてそれが発覚し、妻は「侵略者の子」と迫害を受け続ける。夫は妻を守るため、国家一級俳優の地位や豊かな生活を捨て、夫婦で日本に移住する決断をした。日本での二人は、20年、人知れず工場や食堂で懸命に働き、支え合って生きてきた。そして昨年の秋、夫婦は中国への旅に出た。かつて所属した劇団から依頼された、夫の十八番「覇王別姫(ハオウベッキ)」を演じるためだ。番組は、日中戦争、文革など、激動の時代に一途な愛を貫いてきた夫婦の人生と、旅の中で、二人が過去のわだかまりや感謝、交錯する様々な思いと向き合い、心の整理をしていく姿を描く。

制作者から

FMシアター「薔薇のある家」
2010年7月31日放送 50分

ラジオ部門

優秀賞

舞台や映画への出演はおろか、足の怪我の後遺症で家から外出すらできなくなった往年の大女優。そして、彼女と同居している献身的な付き人の中年女性。この二人が、ある夏の日の一夜に繰り広げる、残酷だがハートウォーミングな葛藤のドラマ。

制作者から

北方領土プロジェクト

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報道活動部門

選奨

戦後65年を経てなお進展の兆しがない北方領土問題。かつて4島に住んでいた元島民たちは高齢化し、この問題そのものの継承すら危ぶまれている。
NHK釧路放送局と札幌放送局は09年「北方領土プロジェクト」を立ち上げ、戦後65年となる2010年に、4つの柱を掲げてニュース・番組一体となった取り組みを行った。
(1)高齢化する元島民たちからの体系的な「証言インタビュー収集」
(2)サハリン州国立公文書館に眠る戦後の「未公開北方領土映像の発掘」
(3)米・露・英・日に残る北方領土関連の「機密公文書発掘」
(4)普段日本人が立ち入れない「北方領土の現在を撮る」

制作者から

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