これまでの放送

バリバラSHOW百科 後編 アンコール

放送日

9月26日(木)夜8:00

再放送9月29日(日)0:00(土曜深夜)

出演者

三倉茉奈 チキチキジョニーほか

バリバラSHOW百科 後編
「バリバラがまぁーるくおさめまっせ!」NHKの長寿番組「バラエティー生活笑百科」とのコラボ・スペシャル第2弾!「障害者だから少ない仕事しかもらえないのはアリ?」「障害がある子の修学旅行、親の付き添いは自費?」など暮らしの中の悩みを漫才やコントで紹介、法律の観点から解決のヒントを探る。法律でわり切れないところは相談室長・玉木さんの出番。障害のある人にも、ない人にも、楽しくてためになる法律相談。

内容

出演者

  • 三倉茉奈さん    (俳優)
  • 青木志帆さん    (弁護士)
  • にしくん      (ムコ多糖症)

  • 【漫才】チキチキジョニー エログロナンセンス(なつさん・ぐろさん/筋ジストロフィー)
  • 【相談者】酒井建志さん(脳性まひ)
  •      とっさん(脳性まひ)

【相談①】我慢するのが当たり前? 工事で止まったエレベーター

バリバラSHOW百科後編 写真2

最初のお悩みは、チキチキジョニーの漫才で紹介。相談者は、車いすユーザーの酒井さん。住んでいるマンションのエレベーターが、工事のため2週間も停止することに。しかし、彼の部屋は5階。このままでは生活ができないので、ウィークリーマンションを共益費で借りてもらえないかと管理組合に交渉してみたが、断られてしまった。仕方がないので、職場に頼んでしばらくは在宅勤務にしてもらい、どうしても外出が必要な時にはヘルパーをもう一人雇って階段を昇り降りするしかなかった。「2週間、ほとんど家から出ることができず、つらかった」という酒井さん。「こうした場合、ウィークリーマンション代を出してもらうことは本当にできないのか?」というのが相談の内容だ。

バリバラSHOW百科後編 写真3

にし相談員は「2週間も今までどおりの生活を送れなくなるのだから、お金は出してもらえる」、瞳相談員は「ベビーカーを使う人や、お年寄りからも同じ要望がきたら管理会社も対処しきれないのでは」と回答した。一方、青木弁護士の見解は「今回の場合、さすがに費用負担を要求するのは難しい」というもの。しかし、障害者差別解消法の観点から、工期を短縮する方法がないかなど、合理的配慮について前もって管理会社や修理業者と話し合うことはできたはず、という。仮にもう少し工期を短縮することができれば、費用負担の交渉もできたかもしれない。やはり話し合うことが大切なのだ。

【相談②】障害者に少ない仕事しか与えないのはどうなの?

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続いては、番組に寄せられたお悩みのうち、特に多かった「障害者雇用だからって、少ない仕事しか与えてもらえないのはどうなの?」というもの。「障害があるから無理をさせてはいけない」と、周囲が必要以上に気をつかってしまい、「もっと仕事がしたい」という本人の気持ちが生かされない職場が多いようだ。このお悩みに対し青木弁護士は、「労働契約法によると、上司が特定の人に何もさせないのは指揮命令権の乱用」と話す。ここでもキーとなるのは、合理的配慮の内容について、上司と本人がしっかり話し合うこと。さらに玉木さんは、「障害者側も、単に『Excelができます』だけでなく、『Excelでコレができます!』とか、具体的に何ができるか会社側に伝えることが大切」と、働きやすい環境をつくるためのポイントを付け加えた。

【相談③】息子の修学旅行の付き添いの費用、親が出さないといけないの?

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もう一つの相談は、ダウン症の息子をもつ親御さんから届いた「学校から頼まれて付き添うことになった息子の修学旅行、その費用は自腹になるの?」というもの。玉木さんによると、「よくこういうケースは聞く。下手したら、障害を理由に修学旅行自体を遠慮してください、と言われることもある」そうだ。スタジオでは、「障害のある子どもやその家族だけが何かを我慢しなければいけないというのは、障害者差別解消法の趣旨からするとよくない。どんな工夫があればみんなで気持ちよく旅行に行けるか、障害当事者やその家族だけではなく、やはり学校全体で考えていくことが必要」という結論に。

【相談④】壊れた電動車いす、修理代を請求できる?

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筋ジストロフィーのセクシーセレブコンビ、エログロナンセンスが漫才で紹介してくれるのは、電車にまつわるヒヤッとするお話。電動車いすユーザーのとっさんは、電車通勤。その日、いつものように降車しようとしたところ…駅員が待機していなかったため降りられず、乗り過ごしてしまった。遅刻できない会議の時間が迫っていたこともあり、迷った末、ホームに飛び降りたそう。幸いけがはなかったものの、その衝撃で電動モーターは破損。この場合「車いすの修理代を鉄道会社に請求できる?」という相談だ。

バリバラSHOW百科後編 写真7

この件に関して、「弁償してもらえる」と答えた青木弁護士。乗客を安全に乗降させる鉄道会社としての義務を怠ったという理由からだ。実は、車いすユーザーにとって、「スロープ介助を忘れられた」という経験はよくあるそう。鉄道会社も、アラームをかけるなど努力はしているが、まだまだ課題は多い。車いすの降車を乗客が手伝ったり、駅員を呼んだりするなど、みんなのちょっとした配慮で改善できることもあるのでは、という意見も出た。

2週にわたってお送りした「バラエティー生活笑百科」とのコラボ! 日常で感じたお悩みが、いつもとは違う角度で解決できたのでは。 本家「生活笑百科」にバリバラメンバーが出演する日も近いかも!?

玉木幸則のコレだけ言わせて

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「鉄道会社と一緒に考えていくキッカケになれば」

ウィークリーマンションの費用負担の問題は、エレベーターの工事をする業者も想定できたよね? マンションにはお年寄りが住んでいるかもしれないし。今回は利用者と管理組合間のトラブルだったけど、業者からの提案はあったのか? そこを突っ込んでもいい問題だったと思う。それと、車いすが壊れた問題。そもそも車いすでは勝手に途中下車してトイレにも行けないし、けっこうキツイのよ。でもホーム自体がスロープになっていて駅員さんがいなくても車いすでそのまま電車から降りられる路線もあるから、構造上できないことはないはず。文句じゃなくて、この問題が鉄道会社と一緒に考えていくキッカケになればいい。