これまでの放送

アートの力で『縁』をつなごう

放送日

10月3日(木)夜8:00

再放送10月6日(日)0:00(土曜深夜)

出演者

りゅうちぇるほか

アートの力で『縁』をつなごう
バリバラおなじみの『やまなみ工房』では、障害者アーティストたちが、世界的に高い評価を受ける現代アート作品を産み出し続けている。この夏、障害のある作家たちと京都の大学生たちがコラボ。作品を屋台に載せて、京都の町に繰り出した。学生に与えられたミッションは、作品と障害者作家たちの魅力を、町ゆく人に伝えきること。意思疎通がはかれずに苦闘する学生、「女子トーク」で盛り上がる女子大生・・ひと夏の挑戦を追った。

内容

出演者

  • りゅうちぇるさん (タレント)
  • 鎌江一美さん   (知的障害/やまなみ工房)
  • 井野友貴さん   (ダウン症・知的障害/やまなみ工房)
  • 大路裕也さん   (知的障害/やまなみ工房)
  • 早川弘志さん   (やまなみ工房 副施設長)
  • 小濱いづみさん  (大学生)
  • 木村凜香さん   (大学生)
  • 諸井まりさん   (大学生)
  • 土井菜々子さん  (大学生)
  • 竹下央起ひろきさん   (大学生)

スタジオに屋台が登場!?

アートの力で『縁』をつなごう 写真1

番組冒頭、やまなみ工房の障害者アーティストと京都の学生たちが屋台をひいてスタジオに登場! この夏、京都で、アートの力で障害のある人、ない人をつなごうという「縁(えん)プロジェクト」が行われた。その一つが、このオリジナル屋台に「やまなみ工房」の作品を展示し、京都のまち中を練り歩くというもの。作家とその作品の魅力を最大限に引き出そうと、学生たちが奮闘し、一人ひとりのオリジナル屋台を作り上げた。屋台をひいて登場したメンバーの中には、なんと、今回のゲスト、りゅうちぇるの姿も!

りゅうちぇるの体験した「縁プロジェクト」 屋台の魅力って?

アートの力で『縁』をつなごう 写真2

実は、りゅうちぇる、京都の学生たちと一緒にプロジェクトの展示に参加したのだ。まずはその様子をVTRで紹介。手作りのオリジナル屋台をひきながら、街ゆく人たちに学生が声をかけ、作品の魅力を伝える。老若男女問わずさまざまな人が足を止め、作品に見入っていた。参加した作家たちも嬉しそう。
りゅうちぇるは、「屋台ってすごくいい。アートを真ん中、軸にして人と関われる、やっぱりみんなとおしゃべりしながらアートを楽しんで見られるような環境が自然にできるんですよ。」と振り返る。

障害のある人たちと身近に接することで 変わっていった学生たち

アートの力で『縁』をつなごう 写真3

今回参加した学生たちは、これまで障害者と身近に接する機会はほとんどなかったという。まずは、ペアを組むアーティストの作品づくりをじっくり見て、どんな屋台にすれば作品の魅力を伝えられるか、考える。大路さんが海の生き物をモチーフに描いた繊細な作品をプロデュースしたいと考えた小濱さんは、屋台に白いレースのカーテンをあしらった。「波紋をイメージして海に飛び込むような感じで作品を見てもらいたい」と考えたという。

アートの力で『縁』をつなごう 写真4

ペアを組んだアーティストが、作品で何を伝えようとしているのか、気持ちを知りたいと試行錯誤した学生もいる。竹下さんは、当初、ダウン症の井野さんが話してくれることがほとんどわからず、悩んでいた。井野さんの自宅を訪ねて両親に話を聞き、さらに井野さんの意外な一面を見たことで、考え方が変わったという。「コミュニケーションは、言語だけじゃなくて、動作とか表情とか仕草とかで感じてもいいなっていうふうに思うようになった」

作品を伝えることはその人を伝えること

アートの力で『縁』をつなごう 写真5

このプロジェクトでペアとなったリンカさんと一美さん。一美さんの作品は粘土細工のオブジェで、すべて「マサトさん」(施設長)への愛をこめたもの。一美さんのマサトさんへの一途な思いにすっかり魅せられ、恋バナで盛り上がったリンカさんは、あるアイデアを思いついた!一美さんと過ごす中で感じた言葉、勇気をもらった言葉を「恋みくじ」にして、作品とともに伝えたいと考えたのだ。たとえば・・・

「来てもらうのを待ってばかりではあかん。幸せは自分で掴みとるんや。あんたのこと応援してるで」

アートの力で『縁』をつなごう 写真6

「やまなみ工房」副施設長の早川さんは、今回の縁プロジェクトを振り返り、「もともとはアート作品を屋台に飾って練り歩くというのが目的だったんですけど、最後にはみなさん、作品よりもその人自身を知ってほしいという思いで色々紹介された。そこに一番意味があることやと思う。学生のみなさんが今回感じたことが、次に家族や友達なりいろんな人につながって、活動が広がっていったらと思う」と語った。

玉木幸則のコレだけ言わせて

玉木幸則のコレだけ言わせて

「今回のつながりが未来にどう広がっていくのか?が大事」

大学生のみんなから「(障害者に関わるのは)初めて」という声があったけど、これを聞いて教育関係者はどう考えるのか? そこに気付かないといけないと思う。インクルーシブ教育と言いながら、大学生になるまで(障害者と)つながらなかった、というのはこれまでの教育の結果。今回、この「縁プロジェクト」で、たまたまアートで、つながっただけで。今回のつながりが未来にどう広がっていくのか? 彼らが社会人になってアートだけでなく、違う接点でどうつながって触れ合っていくのか? これから(障害者に)出会ったときに、今回のように掘り下げて確認し合えるようになるのか? そこを考えることが大事やと思う。