BS1 4月29日(日) 午後6時00分~6時44分

ガラス

意外と知られていない日本が世界に誇る技術の一つに「ガラス製品」がある。板ガラスは、日本のガラスメーカーが世界でトップクラスのシェアを誇る。見えない「無反射ガラス」や、スマートフォンのカバーガラスに革命を起こした「割れにくい超薄ガラス」。そして、江戸時代の仏師たちが仏像に魂を入れた「玉眼」まで。伝統と進化が交錯する日本のガラスのクールに迫る!
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ご意見番:
小林 康夫 さん(青山学院大学教授)
出演外国人:
ナイラ・サワヤ(レバノン)、ユーリ・クンヤ・ファウルスティヒ(ブラジル)
ジニー・ション(オーストラリア)、イヴァン・パゾス(スペイン)
ナタリー・ロブエ(スイス)、ジェイソン・ガオ(アメリカ)
ジィ・ヤン(中国)、ソン・ジュン(韓国)

◆日本のクールなガラスをハンティング
外国人が、凝った作りのガラス張りビルが立ち並ぶ銀座の町でクールなガラスをハンティング。正方形のガラスに金箔を入れた全面ガラスのビルがクールという外国人がそのビルを訪問。ガラスを支えているのはワイヤーで地震に備えて柔軟性を持たせていた。
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出演:イヴァン・パゾス(スペイン)/ジィ・ヤン(中国)、取材先:ヤマハ銀座ビル
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[感想トーク]
ヤンさんのクールは、金箔が入ったガラス張りのビル。日本の伝統文化と現代建築の融合がいいという。韓国以外の他の外国人も、日本にはガラス張りのビルが多いという印象を持っていてはやりすたりがなく、未来的なイメージだという。
◆スマホカバーガラスの開発秘話
日本製のスマホ本体のカバーガラスが世界で高いシェアを誇る理由は、「割れにくいこと」。しかし、その開発は「強化するほど割れやすい」という矛盾との闘いだった。「どんな時に割れるのか」を突き止め、試行錯誤を繰り返した研究者達の開発秘話。ガラスの原料から見直し表面を化学変化させる溶液を100種類以上試したという。3年にわたる開発で遂に、割れにくいガラスが完成した。
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出演:ユーリ・クンヤ・ファウルスティヒ(ブラジル)、取材先:旭硝子株式会社
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[感想トーク]
今や誰もがスマホを持つ時代、生活に役立つものを開発する功績は大きいという意見。日本人がスマホ本体にもカバーをつけている事に関しては、日本人のリスク回避の精神で、物を大事に扱うからだが、外国人男性はあまりつけないようだ。ガラスのノットクールについては、住居のガラスが少なく暗く感じるとか、すりガラスが多く外が見づらいことがあるなどの意見が出た。
◆仏像の玉眼技法
日本には仏像などの眼に水晶やガラスを入れ、まるで本物の眼のように見せる技術がある。それがガラスの目、玉眼(ぎょくがん)。京都在住の仏師・松本明慶さんは、高さ2メートルを超える不動明王を制作中。そのクライマックスが玉眼をいれる作業。憤怒の相を作る上で大事なのが眼球の向き。相手を見据え人々を救済する不動明王の玉眼を入れる2日間の作業に密着した。
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出演:ナタリー・ロブエ(スイス)/松本 明慶 さん、取材先:松本明慶工房
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[感想トーク]
仏像の目にガラスを使うのは、他国ではないようだ。この技術に外国人達は驚き、日本人は何でもリアルに作るという。ガラスだからどこから見ても目が合うように感じるし、感情表現が豊かになる。また、寺を訪れる人とのつながりを深められるのではないかという意見が出た。